吉田鋼太郎の「きれいな大人の男」でいるためのこだわりとは?

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5月10日放送 ゲスト:俳優 吉田鋼太郎 第4回

剣豪にして詩人、権力に背を向ける熱血漢! けれど、自分の醜さを恥じ、愛を語れないシラノ。麗しく、才女。けれど、愛の詩に酔いしれ、盲目的な愛に突き進むロクサーヌ。その姿はさわやかで美しい、けれど、溢れる愛を言葉にできないクリスチャン。
愛とは何か、正義とは何か——。吉田綱太郎と黒木瞳が共演する舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』が5月15日から上演される。


“きれいに年を取る”秘訣は、普通の人では似合わなそうな高価な服を着こなすこと

黒木)毎日、さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺っていくあさナビ、今週のゲストは俳優で演出家の吉田鋼太郎さんです。
鋼太郎さんといえば、「ダンディで、セクシーで、日本一モテる中年男性」と形容されていますが、私が形容するなら、「きれいな大人の男」ですね。男の人って、「きれいに年を取る」がなかなか難しいと思うんですよ。何というか、「おじさん」になる。まあ、おじさんの味もいいですけど、「きれいな人」って近寄り難いというか、ステキです。

吉田)ホントかな? 嬉しいけど。

黒木)年齢を重ねていくにあたり、何か意識したり、こだわったり、気を付けていることはありますか?

吉田)いや、生きていくのに精一杯です。「どう年を重ねたらステキな中年になるだろう?」なんて考えながら生きていないですよ。

黒木)それはそうですけど……たとえば「持ち物はこれが好き。洋服はこれ、靴はこれ」みたいな、こだわりはありますよね?

吉田)服とか靴とか見に行ったり買うのは大好きです。だいぶストレス解消になっています。あと、役者は芝居でもドラマでも、いろいろ着なければいけないじゃないですか。基本的にそれが全部似合わないといけない。そういうことも含めて、ちょっと高価で普通の人が着ても似合わなそうな服は着るようにしています。

黒木)それはどういうときに着られます?

吉田)普段着です。犬の散歩の時とか、稽古場に行くときとか。

黒木)こだわりですね!

吉田)そうなのかな。やはり人に見られるので、そのときに「期待を裏切ってはいけない、カッコよくしよう」みたいな気持ちもありますね。ジャージ姿とかじゃ外に出られなくなっちゃったもの。

黒木)そういうのが似合わない年になってきた、というのもあるかもしれないですね。

柑橘系のコロンが高校時代からのお気に入り

黒木)他にこだわっていることはありますか?

吉田)僕と同い年くらいの友人たちが、いわゆる加齢臭というか、おじさん臭くなりつつあるんですよ……その辺がダメだと思って。

黒木)好きな香りはありますか?

吉田)柑橘系はわりと好きですね。それを身体に振ったりしています。

黒木)ブランドとかは決めていますか?

吉田)昔から、高校から使っているのがあって。それをいまも使っています。「ポーチュガル」というのが、柑橘系のいい匂いがするので。

黒木)宝塚では、男役の方は男性用コロンを使っていて、娘役とハッキリ匂いが違いました。鋼太郎さんが通ると、フッといい香りがしますよね。

吉田)するでしょ? そうしてるの。「いい匂いしますね」と言われたいからね。

黒木)かわいいですね。

吉田)そうですか(笑)

「シラノ・ド・ベルジュラック」はベストコンディションで挑める

黒木)私、これから来月に『終わった人』って映画が公開するんですけど、鋼太郎さんは終わらないですね! 私より少しお兄さんですけど、それであのシラノでの運動量だもの。

吉田)久しぶりにあんなに舞台上で運動していますね。

黒木)声とか身体の調子とかは、いまのところはいつもの初日前の感じですか?

吉田)そうですね。いつもより声が枯れていないかもしれない。ストレス無くやれているのではないかな。体力的には大変だけど、精神的ストレスとか、稽古場での人間関係とか、共演者の相性とか、そういうのがないので。

黒木)とても仲良く共演させていただいています。

吉田綱太郎/俳優
1959年1月14日生まれ。東京都出身。B型。58歳。
高校生の時にシェイクスピア喜劇『十二夜』を観て役者を志す。
上智大学文学部ドイツ文学科在学中にシェイクスピア研究会公演『十二夜』で初舞台。
大学中退後、劇団四季などを経て1997年、演出家・栗田芳宏氏と劇団AUNを旗揚げ。
シェイクスピアやギリシャ悲劇などに要求される高い演技力と作品理解力で貴重な俳優として数々の舞台に出演。蜷川幸雄作品の常連として知られ、若い役者との親交も深い。また数多くの舞台演出も手掛けている。
近年はドラマや映画でも活躍。人気作品に数多く出演し、2013年には初主演作品『東京センチメンタル』が大きな話題となった。
2016年1月1日、一般女性と結婚(4回目のご結婚)2016年10月には、亡くなった蜷川幸雄さんの後を引き継ぎ、彩の国さいたま芸術劇場が主催する「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の2代目芸術監督に就任。
2018年5月、東京・日生劇場にて上演される舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』に出演。

『シラノ・ド・ベルジュラック』とは?
1897年にパリで初演され、1世紀を経た今も世界的に上演されるフランスの傑作戯曲。
剣豪にして詩人で権力に背を向ける熱血漢だが、自身の容姿に悩み、愛を告げられないシラノ、非の打ち所がないほどの麗しい才女ながらも愛の詩に酔いしれ、愛に突き進むロクサーヌ、姿はさわやかで美しくも、あふれる愛を言葉にできないクリスチャンの行く末を描く。

シラノ・ド・ベルジュラック役:吉田鋼太郎 ロクサーヌ役:黒木瞳
クリスチャン役:大野拓朗・白洲迅(ダブルキャスト)ド・ギッシュ伯爵:六角精児
*5月15日~30日まで、日生劇場で上演。チケット公表発売中。
http://hpot.jp/stage/cyrano

(2018年5月10日放送分より)

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月~金 6:43~6:49

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