古代日本のロマン 邪馬台国と卑弥呼の墓はどこ?

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卑弥呼の墓はどこにある? 九州説と畿内説を解説

「ハロー千葉」では、千葉のイベント情報にあわせて耳より情報を紹介する。今回は「卑弥呼の墓はどこにあるのか」と、はとバスツアー特別企画の話題だ。

 

恐らく、誰もが知っているであろう卑弥呼。「教科書で読んだけど、どんな人か忘れちゃった」という方のために、卑弥呼とはどんな人だったのかをおさらいしますね。

卑弥呼とは?

卑弥呼とは、邪馬台国の女王とされている人

卑弥呼とは、弥生時代の日本にあったとされる邪馬台国という国の女王だと考えられています。諸説あるものの、卑弥呼は神のお告げを聞いて国を統治していたといわれています。

しかし、卑弥呼は謎が多い人物

卑弥呼の存在は、古代中国の文献『魏志倭人伝』などにしか記されていません。

どうして中国に記録が残っているかといいますと、卑弥呼が魏(中国)に遣いを送ったと考えられているから。そのときに、銅鏡や「親魏倭王」という肩書きが書かれた金印をもらったといわれています。

さて、その卑弥呼が治めた邪馬台国がどこにあったのか? それは江戸時代から“邪馬台国論争”として語られています。

邪馬台国はどこにあった?

邪馬台国はどこにあったかについては、主に畿内説と九州説がある

邪馬台国の場所には、主に畿内説と九州説があります。

ヤマタイがヤマト(大和)に似ているから奈良県じゃないか? 魏志倭人伝の記述を紐解けば、九州じゃないか? と、考えられているのです。

しかし、邪馬台国は四国や関東、はたまたムー大陸という一夜にして消えた伝説の大陸ではないのかという説まで存在します。

卑弥呼の墓がある場所=邪馬台国と判断できる

卑弥呼の墓があれば、そこは邪馬台国だと判断できますよね。

卑弥呼がいた時代、偉い人のお墓は古墳です。その中で特に大きいのは前方後円墳なので、卑弥呼の墓も前方後円墳なのではないかと考えられています。

卑弥呼の墓らしきものが見つかったのは本当?

2018年3月下旬、福岡で卑弥呼の墓らしきものが見つかった

卑弥呼の墓らしきものが見つかったのは本当です。

2018年の3月下旬、卑弥呼の墓が見つかったかもしれないというニュースが話題になりました。

福岡の赤村にある丘陵が仁徳天皇陵古墳級の大きさ(面積はクフ王のピラミッドよりも大きい)で、卑弥呼の墓なのではないかと期待されました。

高まる期待とは裏腹に発掘調査の目処は立っておらず、本当に卑弥呼の墓なのかどうかは謎のままです。

畿内説では、奈良の箸墓古墳が卑弥呼の墓なのではといわれている

福岡が話題になり九州説に軍配が上がりそうでしたが、畿内にももちろん卑弥呼の墓の候補はあります。

奈良県桜井市の纒向遺跡(まきむくいせき)は邪馬台国の中心地だったんじゃないか、その中にある箸墓古墳(はしはかこふん)は卑弥呼の墓なんじゃないかといわれています。邪馬台国がやがて大和王朝になったのかもしれないという説です。

九州説では福岡の平原遺跡や、佐賀の吉野ヶ里遺跡などに卑弥呼の墓があるかもしれないといわれている

一方、九州説は邪馬台国と大和王朝は別々だったんじゃないかという考えです。

福岡県の平原遺跡(ひらばるいせき)、佐賀県の吉野ヶ里遺跡、宮崎県の西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)、大分県の宇佐神宮が卑弥呼の墓の候補地です。

「卑弥呼」が「ひみこ」と読むのかも謎

ちなみに、私たちが「ひみこ」と呼んでいる卑弥呼ですが、実はその読み方も当時どのように発音されていたのかは不明なままです。謎だらけの卑弥呼。その謎が解ける日が待ち遠しいですね。

まとめ ~卑弥呼の墓の場所は?

卑弥呼の墓の場所は、九州か畿内であるという説が有力視されています

邪馬台国の場所に関しては九州説と畿内説があり、「卑弥呼の墓がある場所=邪馬台国」と判断できます。

2018年3月下旬、福岡で卑弥呼の墓らしきものが見つかったというニュースが話題になりました。しかし、発掘調査の目処は立っておらず、本当に卑弥呼の墓なのかどうかは謎のままです。

はとバスから特別企画のお知らせ(2018年企画終了)

古墳 はとバス 日帰り ツアー 千葉県

古墳大好き♪まりこふんと行く!はじめての古墳 ~千葉県編~|はとバス公式サイトより

さて今日は、千葉県内の古墳を巡るバスツアーのご紹介です。その名も“はとバスツアー”『古墳大好き まりこふんと行く! 初めての古墳・千葉県編』

房総半島の中央部、長柄町の『史跡長柄横穴群』をはじめ、千葉県内の芝山古墳群、はにわ博物館、房総のむら龍角寺古墳群、岩屋古墳などを巡る日帰りバスツアー特別企画です。

横穴墓は、古墳時代の終わりごろにつくられた死者を埋葬するお墓で、長柄町には300基以上あることが確認されています。

墓の内部は、横がおよそ4m奥行きはおよそ3m。「高檀式」というこの地域に限って存在する非常に珍しい形だそうです。高檀式とは、死者を安置する「玄室」という部屋があり、玄室と外部を結ぶ通路「羨道」との間に高い段差をもつ構造なんですよ。

ツアーの詳細は、下記をご覧ください。

古墳大好き♪まりこふんと行く!はじめての古墳 ~千葉県編~(2018年企画終了)
設定日:2018年4月14日・25日、5月16日・26日、6月9日・24日
代金:大人 9,980円~ 10,480円
小人代金:一律800円引き
・小人代金は6歳以上12歳未満です。
・無料でご参加の幼児のお子さまは、当日現地にて別途料金がかかる場合があります。
・旅行代金は税込価格です。

【ハロー千葉】

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