書籍『パスコースがない? じゃあ、つくればいい。——ルミ子の勝手にサッカー学』、全国発売!

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4月25日放送 ゲスト:歌手・女優 小柳ルミ子 第3回

書籍『パスコースがない? じゃあ、つくればいい。——ルミ子の勝手にサッカー学』、全国発売!

大のサッカーファンであり、その論客としても注目される小柳ルミ子が初めてのサッカー本『パスコースがない? じゃあ、つくればいい。——ルミ子の勝手にサッカー学』を上梓。これは年間2,000試合を観戦する彼女の独自の視点から書かれた「サッカー学」の書である。


サッカーの記録は試合の結果ではなく、選手の振る舞い

黒木)毎日、さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺っていくあさナビ、今週のゲストは歌手で女優の小柳ルミ子さんです。
今日は本の発売日です。ちょっと宣伝してください!

小柳)もう本当に感謝の一言しかないです。私がずっとノートに書き溜めてきたことが、世のみなさんに読んでいただけることが、本当に嬉しくて。

黒木)ノートに書き留めるというのは、「AチームとBチームの結果が○対○で、どんな選手を使った」とか?

小柳)いいえ。そういうことはほとんど書いてなくて。「選手が人としてどういう振る舞いをしたのか」とか。たとえば「瞳ちゃんがゴールを決めた。ゴールのアシストをした私が、こういう働きをしたから、瞳ちゃんもストレスなく打てた」とか。こう遡ると、「この人が頑張ったから。体を張って守ったから、ボールがちゃんと前に行った」とか、人柄が全部見えてくるのです。
私はサッカー選手として技術的に素晴らしい人ももちろん認めているし、尊敬しています。でも、そこに人間性が伴わないと、好きになれない。だって、チームプレーって、社会、組織でもそうじゃないですか。そこで人のために頑張るとか、チームメイトのために自分が頑張るとか。そういうことができないと、社会でやっていけないですよね。それがピッチ(試合場)内では繰り広げられている。人として悪いと、まずボールが回ってこない。チームメイトに信頼されていないから、「アイツに回しても、ミスばかりするから回さない」となってしまう。

黒木)そういうこともあるのですか、同じチームなのに?

小柳)そうなの。それがハッキリと出るの。


宝塚出身で歌手をメインに活動しているのは小柳ルミ子さんだけ

黒木)ルミ子さんから、メッシ選手に初めてご対面したときの写真を見せてもらったことがあります。もうルミ子さんがあまりの感激で、どの写真でも泣いていましたね(笑)。後ろ姿も泣いているし、横顔も泣いているし。正面で横に並んでも泣いていらっしゃるし。

小柳)「あれは私のお棺に入れてください」と頼んであるの。いやー、もう本当にね(笑)。

黒木)歌手でも女優でも頑張っていますけれど、「宝塚出身で歌手」の方って、いらっしゃらないんですよね。

小柳)そうなのよ、瞳ちゃん。たとえば舞台女優や、瞳ちゃんみたいに映像作品をやったり、ミュージカルをやる女優の方は多いけれど、いわゆるオリジナル曲を出している歌手というのは、私しかいないんですよ。もっと出てくれてもいいと思うんだけどね?

黒木)そうですね。歌のお上手な方、たくさんいらっしゃるから。

書籍『パスコースがない? じゃあ、つくればいい。——ルミ子の勝手にサッカー学』、全国発売!

昔から黒木さんに注目していた

小柳)私は、瞳ちゃんが宝塚の女役としてスゴく脚光を浴びて、その後女優になった映画『化身』。実はあの頃からずっと気にして見ていて。私が初めて瞳ちゃんに会ったのは、舞台の『mama loves MAMBO』のリハーサルをやっているときだからだいぶ前。

黒木)ずいぶん昔ですよね……

小柳)私は『アニー』を上の階でリハーサルしていたとき、同じ振付師のボビーさんに、「瞳ちゃん、来てるよ」と言われて、じゃあ行こうとなったのが、最初。

黒木)「私、見てるわよ」と仰いましたね、あのとき。

小柳)そんな強い言い方だった? 愛情を込めて「見てるわよ?」と言ったんだけど。

黒木)うーん、どうだったかな。

小柳)だって、私、瞳ちゃんに対して愛情あったから。あのときはまだお嬢ちゃんも小さくてね。

黒木)時がたつのは早いですよね……お互い、元気でいましょう!

小柳)本当よぉ(笑)。

小柳ルミ子/歌手・女優
書籍『パスコースがない? じゃあ、つくればいい。——ルミ子の勝手にサッカー学』、全国発売!

1952年生まれ。福岡県出身。
筑紫女学園中学校卒業後、宝塚音楽学校に入学。
1970年、宝塚音楽学校を卒業後、NHK連続テレビ小説「虹」で女優デビュー。
1971年、平尾昌晃プロデュース「わたしの城下町」で歌手デビュー。大ヒットを記録し、日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得。天地真理・南沙織らとともに「三人娘」と呼ばれ、一躍大スターとなった。
その後も「瀬戸の花嫁」「お久しぶりね」などヒット曲を連発。NHK紅白歌合戦にも18年連続出場するなど、歌手として大活躍を続ける。
また女優としても活躍し、1983年公開の「白蛇抄」では日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞するなど、映画・ドラマで活躍。
最近はサッカーファンとしても知られ、年間2,000試合以上を観戦。書き溜めた観戦ノートは100ページ以上。サッカーの解説を担当したこともある。
4月26日には独自の視点からサッカーを語る、『パスコースがない? じゃあ、つくればいい。~ルミ子の勝手にサッカー学』という本も出版される。

(2018年4月25日放送分より)

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