横綱白鵬(31歳)スポーツ人間模様

大相撲春場所 千秋楽 ○白鵬(突き落とし)日馬富士× 横綱・白鵬が4場所ぶり36度目の優勝

 

昨日の大阪府立体育会館の館内は大ブーイングということで、テレビの中継もずっと観てましたけど、音を随分絞っていましたよね。
舞の海さんは向こう正面にいたんですけど、周りはすごい言葉のヤジで大変だったと言ってました。

4場所ぶり、白鵬の優勝。

通算優勝36回ということで、これはこれでたいしたことではありますが、今場所の白鵬は初日の宝富士戦になんか糸の切れたタコみたいな負け方しまして。
やっぱりダメか、琴奨菊の場所になるのか?と思ったんですけど。
二日目からは人が変わったようになりまして、肘打ちみたいのとか、張り手は咬ますわ、嘉風なんかはホント顔真っ赤になっちゃって、土俵割ってるにもかかわらず、白鵬が足抱え上げて、元逆鉾の井筒親方の上にど~ん!と落っことして、井筒親方は可哀想に股の足の付根のところの骨折っちゃって、全治3ヶ月だってことになったり、栃煌山の時にはものすごい肘打ちで鼻血出しまして血まみれになって。
それで、千秋楽の日馬富士戦では、ポーンと飛んで、万全を期して白鵬に向かって全力で、下からのスピードのある立会をしようとした日馬富士をパッとかわして一直線に土俵下に叩き落とした。。。
この取組に対して、八角現理事長は「変化というより、いなし。負ける要素はなかった。いつもの白鵬だ」と支持を打ち出しましたが、相撲ファンなら誰でも、あれは“いなし”では無いということは判る。
昨日のあれは完璧な“逃げ”。

相撲人気は今“若貴”以来の満月ですが、このまま放っておくと、また、逃げられそうなそんな感じが漂いますね。

今場所は、1672本の懸賞が懸かった。この本数は、両国国技館以外の地方場所で最多を記録しています。加えて、2年連続で15日間の満員御礼。そうはいっても、去年は当日券まで売り切れの札止めは、8日間でした。しかし、今年は全日程で満員札止め。せっかくの相撲人気に横綱白鵬が、最後の一番で水を差した格好になりました。

「試行錯誤の連続」と前置きしながら、「動き負けしたくない。体が小さい人には、手を出して立とうと考えた。こんなにすんなり決まるとね。」さすがに支度部屋に戻ってからも、バツが悪そうだったとのこと。
昨年の秋場所で休場してから、復帰した九州場所では猫だましが。今場所も、変化だけではなく、張り手と、とてもかち上げとはいえない、エルボーを連発したことを大阪のファンは忘れてはいなかった。

一方で、担当記者へは「横綱、通算1000勝があると教えられ、モチベーションになった。今場所は、寝ている時に、引退の夢をみたよ。だから、心の中でたくさんの夢を達成しようと誓ったけどね。そうすれば、ひとつやふたつは叶うだろう」と苦しい胸中まで明かしています。

通算優勝36回は、白鵬の夢のひとつ。「やっと、オヤジにならんだということでね」というのは、父ムンフバトさんが年1度のモンゴル相撲で、通算6回の優勝をしているからです。白鵬の解釈はこうでした。大相撲は、年6場所。6×6で36回優勝すれば、ムンフバトさんに匹敵する。なりふり構わず、勝ちにこだわった理由だったとか。その点は満足したんですけどね。

来場所はどんな相撲になるんでしょうか?

(原文)青木政司

3月28日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」