今夜も、ミーナさんと共に台東区根岸5丁目にあります、
「鈴木酒販」さんの角打バルからお送りしています。
今週は、江戸の空気を感じる三ノ輪にいるということで
江戸のお酒事情を紹介しています。
江戸より少し前の戦国時代、信長秀吉の時代に来日した
宣教師ルイス・フロイスは、こんなことを書き遺しています。
「われわれは、誰もが自分が欲する以上の酒は飲まないし
人からしつこくすすめられることもない。
酒を飲んで前後不覚に陥ることは大きな屈辱であるが
日本では、それを誇りとして語る…」
喧嘩と花火は江戸の華 といいますが、酔って喧嘩をする人が
多かったといえるかも…
酒の飲む量を自慢する大会もしばしば開催されました。
文化12年に千住の宿で中屋六右衛門という人の還暦の祝いに
開かれた大会には100人の大酒飲みが参加
優勝したのは下野小山(おやま)の佐兵衛さんで
飲んだ酒の量は…7升5合
女性も何人か参加してまして、天満屋の美代女は1升5合
菊屋のおすみさんは2升5合を飲みほしています。
すごい量ですね…と鈴木会長に尋ねたところ
当時の酒は、今よりも薄くて、水みたいなものだったはず
という貴重な解説も頂きました。
江戸時代にホッピーがあったら、どんな飲み方をしたのでしょうか
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