今週はホッピー社の元社員で、横須賀ホッピーを根付かせた
功労者、堀越祐司さんにお話しを伺っています
横須賀にホッピーが文化として根付いているその背景には
堀越さんたちのようなホッピー戦士が活躍したおかげといえますが
横須賀のご当地ドリンクのように愛されているのは
なぜか、訊ねてみました。
堀越さんいわく高度経済成長時代は、日産の工場をはじめ
多くの企業の工場があり 三交代制の夜勤で
朝まで働く人が多かったのも理由の一つだそうです。
働いて疲れて帰る前に、朝から飲ませてくれる酒場がたくさんあり
その多くが個人経営の大将や女将さんが店を切り盛りしていました。
朝まで働いた労働者に、一杯で気持ちよくなってもらおうと
サービスするために、濃いホッピー文化が生まれたそうです。
また朝から飲んだくれる…というのは、
時には、延々と飲んでしまう危険性がありますが
大衆酒場の大将たちが、アンパイアとしての役目を引き受け
ほどほどに切り上げさせてくれることで
その夜も、安心して仕事ができる
というアットホームな酒場のマナーがうまく機能して
ホッピーが浸透していったとか。
心温まる昭和な光景が目に浮かんできそうですね。
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