今週は、大阪からの放送ということで
上方落語についてご紹介しています。
東京と上方の落語の違いといえば、同じネタでも
名前が違ったり、取り扱い方が変わったり
一言で言ってしまえば大阪の落語は”派手”なんだそうです。
東西の気風の違いが分かるケースでいえば
貧乏長屋の住人が花見に出かける噺は、
江戸落語では「長屋の花見」といますが、
上方落語では「貧乏花見」。
「長屋の花見」では、貧乏をしていても花見をするような
風流心を忘れないことが大事だと描かれることが多いんですが
「貧乏花見」では、貧乏のどこが悪いのだ、と
積極的に花見に行こうと
バイタリティあふれる演じ方になります。
すこし閉塞感が漂う現代では、
上方落語のようなノリのある感じが
見る人の気持ちをより変えてくれるかもしれませんね。
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