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2019.04.29

#56 静岡県富士市 「『いただきへの、はじまり』は静岡県富士市から!?」の巻

あなたは、富士登山したことがありますか?

 

 

日本一の山、富士山。

先日、そんな富士山の麓、静岡県富士市へ行ってきました!

「新富士駅」を降りて、北側に出ると目の前に巨大な富士山が、ドーン!

地球を感じるどでかさですね。市内を車で巡ったのですが、絶景の富士山ビューポイントには目印として巨大なピンが刺さっているのですよ。

これが面白くてね。そのうちのひとつ、岩本山公園に行ったら、ちょうど桜が見ごろで「桜越しに見上げる富士山」。そして見下ろすと駿河湾に広がる街並み。最高のパノラマでした。

日本一の大きな富士山を見たあとに食べたのが、小さな小さなしらすがたくさん乗った「生しらす丼」。

これが新鮮で旨くてね!鮮度と品質にこだわった「一艘引き」漁法で獲れた「田子の浦しらす」。旨かった~!

今回は何と!小長井義正 富士市長にお会いすることが出来ました。

 

 

晴の輔 どこに行っても富士山が見えます。

小長井市長 「市内にはビューポイントが100ヶ所あります。私どもがいるこの市役所に展望デッキ「Mierula(ミエルラ)」というのがあるのです。「ら」というのはこの地域の方言、「見えるでしょ?」という意味です。そこから見ていただきますと、富士山もそうですけど、富士市全体を見ることが出来るパノラマが広がります。」

晴の輔 富士市民の方は、方向に迷うことは絶対にないですね。

 

小長井市長 「富士山は我々にとっては、常に北側にあります。私も富士山が家から真北にあるものだと思っていたのですけど、つい最近測量したところ若干ずれていることが初めて分かりました。(笑)」

 

晴の輔 (笑)最近分かったのですか?

 

小長井市長 「そうです(笑)ずれていました(笑)」

 

晴の輔 でも大まかには、北ですか?

 

小長井市長 「ほぼ…ほぼ北です。(笑)」

 

晴の輔 駅を下りたら『いただきへの、はじまり 富士市』とあちこちで書かれていました。

小長井市長「富士山を囲む自治体というのは、静岡県側、山梨県側含め、かなりあります。その中でも唯一『富士山と海』両方持っているのは、私ども富士市だけなのです。」

 

晴の輔 富士市は、駿河湾に面しています。

 

小長井市長「海抜0mから、富士山頂に向かっていくわけです。今でこそ登山口5合目まで車で行くことが出来ますけど、昔の人は車で、そこまでは行けなかったですからね。」

 

晴の輔 0mから行かないと3,776m登ったことにはならないですよね?…あれ?考えてみれば、皆途中から登っています!

 

小長井市長「そうです。本来の富士登山は、海抜0mから行くべきだと思っておりまして『富士山登山ルート3776』という、0mからのルートも設定したのですね。」

晴の輔 富士市に来ないと気が付かないですね。

 

小長井市長「これは富士市にとって、大きな売りです。先ほどの『いただき』とは富士山のことを指します。『はじまり』は海、駿河湾ですね。」

 

晴の輔 謎が解けました!

 

小長井市長「それと、市民の皆さんが、日々毎日の始まりを大切にして、常に『いただき』という目標目指して、一歩一歩前に進んでいこうと。そうした方を『富士青春市民』と呼んでいます。」

 

晴の輔 確かに人生には目標があります。僕も「名人」という「いただき」を目指しています。

 

小長井市長「その気持ちを大切にしていこう、それが『富士市ブランドメッセージ』に込められています。私は63歳なのですけど、青春とは年齢では無いと、『心の持ち方』だと。」

 

晴の輔 そういう気持ちがあれば、誰でも?

 

小長井市長「この『富士青春市民』のバッジを贈呈させていただきます。」

晴の輔 『いただきへの、はじまり 富士市』というバッジが…『富士青春市民』は何名ぐらいいらっしゃるのですか?

 

小長井市長「毎日増えている状況です。2,500名ぐらいいますけど、もっと増やして行きたいと考えています。」

 

晴の輔 そんなに!どういった方がいらっしゃるのですか?

 

小長井市長「富士市出身でシンガーソングライターの結花乃さんという方がいます。ブランドメッセージソング『いただきへの、はじまり』を歌っていただいています。

また元乃木坂46で、女優の若月佑美さんもそうです。」

 

晴の輔 お二人とも『いただき』を目指しているということですね。市長も富士青春市民でいらっしゃるのですか?

 

小長井市長「もちろんそうです。」

 

晴の輔 先ほどちょっと小耳に挟んだのですけど、市長はギターが上手だとか。

 

小長井市長「昔よく『オールナイトニッポン』でディープ・パープルとかエリック・クラプトンを聴いておりまして、その影響で趣味程度にやっています。」

 

晴の輔 ライブで東京ドームを目指す!それが『いただき』だったりは?

小長井市長「(笑)それは違いますね。」

 

晴の輔 市長の次のライブはいつなのですか?

 

小長井市長「言ってしまうと全国から集まってしまうので…」

 

晴の輔 市長もファンをたくさんお持ちで!

 

小長井市長「いやいやいや…(笑)」

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

今、お題が来ました!「晴の輔さんが次に富士市に行ったら真っ先にすることは?・・・

『海抜0mから富士山頂を目指す』  それとも  『田子の浦の生しらす丼を食べる』 どっちだ!?晴の輔」

 

ふふっ、これはもう決めました!

 

 

 

『田子の浦の生しらす丼を食べる』

 

 

もうホントにね、今おかわりしたい!生しらす丼を食べてから山頂を目指します!

 

 

 

今日は、「『いただきへの、はじまり』は静岡県富士市から!?」というトピックスでお届けしました。

海抜0mのスタート地点は、ふじのくに田子の浦みなと公園にあるのです。そこからは、工場の煙突越しに富士山が見えるのですよ!それが銭湯の煙突に見えて何だか落ち着くのです。銭湯と富士山は付き物だからかな。そうそう『工場夜景』もいいのですって!

 

そんな「富士市」に

それでは、立川晴の輔でした。

 

 

※今回、富士市シティプロモーション課 松村岳典さんに富士市内を案内して頂きました。ありがとうございました。

 

※「ニッポン放送 ラジオパーク in 日比谷 2019」で再会出来ました!

 

 

「なるほ丼」とはご紹介させていただいた方の紹介や、取材で見つけた、その市町村ならではの「丼」のこと。

今週はもうコレですね!『田子の浦生しらす丼』。

思い出しただけで【今もおかわり!】という気分とのこと。

 

 

今週で紹介した全国市町村数は…

 

 

 

 

 

-WEB版こぼれ話し-

小長井市長「富士市の豊かな海、しらすも獲れます」

 

晴の輔 先ほど、『生しらす丼』をいただきまして…美味しかったです。

 

小長井市長「(笑)またこの話しをすると長くなってしまいますが(笑)このしらすは田子の浦でしか獲れない漁法です。他のところでは『二艘引き』と言いまして、船を二艘で網を引いて獲るのですけど、富士市の場合は、魚群探知機でしらすの群れを見つけて、一艘だけで群れを囲って網を下します。手で網を引くのですけど、その網は二重になっています。手前は目が粗く、奥側が細かくなっています。大きな魚は手前の網にかかり、奥には行かないのです。そうしますと『しらす』というのは鰯の稚魚ですから、大きな魚が暴れたりするとすぐに死んでしまいます。それを別にすることで、鮮度を保って水揚げすることが出来るのです。ですから身は新鮮でぷりぷりとしています。」

晴の輔 一艘で獲るのが、『田子の浦のしらす』、ブランドってことですね。

 

小長井市長「おっしゃる通りで、農林水産省が指定しております、GIブランド・地理的表示保護制度で『田子の浦しらす』という名前で作った場合には、他では使えないものになって保護されているのです。それだけ他のしらすとは別のものだという、お墨付きをいただいております。」

 

晴の輔 富士山って日本一でかいではないですか、日本一でかいものを見た後に、とても小さなしらすをいただきまして、本当に富士市は大きくて、そして小さくて、それが全部心に残るといいますか、そんなインパクトを感じました!

 

小長井市長「そういう視点、捉え方は初めて聞きましたので、これからの参考にいたします。(笑)」

 

晴の輔 市民以外の方は皆、そう思っていると思いますよ!意外と市民の方が分からないのかと!

 

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 工場の煙突から水蒸気が出ているではないですか?あれが僕はとても柔らかく感じます。

 

小長井市長「水蒸気と言ってもらえてほっとしています。かつては煙がもくもくと出ていましたけど、今は主に製紙会社の関係は発電をしていますので、ボイラーの水蒸気が煙突から出ていますね。富士市は『工場夜景』がだんだんと有名になってきております。全国でも工業地帯を中心に『全国工場夜景サミット』を組織しておりまして、全国大会を各地で開催しています。富士市でも平成28年に『工場夜景サミット』を開催しました。『煙突から出てくる水蒸気』その奥に富士山。『工場夜景と富士山』という組み合わせは富士市しか出来ないことです。」

 

晴の輔 そして後ろを振り向くと海。

 

小長井市長「『ふじのくに田子の浦みなと公園』が海岸線にあるのですけど、そこに海抜37.76mの『ドラゴンタワー』があります。」

晴の輔 37.76m!

 

小長井市長「どこかで聞いた数字ですね?1/100の高さの見晴らし展望台があるのです。」

 

晴の輔 今、計算出来ました!(笑)そういうことですか!

 

小長井市長「そこから見る田子の浦港からの『工場夜景』、さらに奥には富士山。夜景に富士山は皆さん信じられないかもしれませんけど。」

晴の輔 夜ですと…ライトアップしているわけではないですよね?

 

小長井市長「満月の夜、特に冬場ですと雪が覆っていますので、ぼんやりと浮かび上がって見えます。」

 

晴の輔 街の夜景と、月明りの富士山!

 

小長井市長「夏はですね、登山されている方々の光が見えてまいります。」

 

晴の輔 ライトを持った人が登っていくのが!?

 

小長井市長「見えるのです」

 

晴の輔 今度、夜に来させていただいてもいいですか?

 

小長井市長「(笑)是非お願いします。」

 

 

-WEB版こぼれ話し3-

晴の輔 市長が好きな富士市のスポットはありますでしょうか?

 

小長井市長「茶畑と富士山という絶景ポイントがあるんです。お茶を生産する場合には、春先の遅霜が非常に心配なので、対策で防霜ファンという扇風機のようなものが茶畑には設置されています。」

晴の輔 あ!何か高い位置からくるくる回っているのを見たことがあります。

 

小長井市長「防霜ファンが全く見えない、茶畑と富士山だけという絶景ポイントがありますので、是非見ていただきたいです。『大渕笹葉』というところです。」

晴の輔 茶畑と富士山!行ってみたいですね!

 

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
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      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。