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2019.04.01

#52 「緑の再生は、ふるさとへの想いも再生させる!?」の巻

あなたは「緑の募金」がどのように使われているかご存じですか?

 

 

「緑の募金」あなたはしたことがありますか?かつては「緑の羽根募金」と呼ばれていて、僕は小学校、中学校の頃にしましたね。ただ、赤い羽根だったか、緑の羽根だったか…というのが正直なところです。

この「緑の募金」が、どのように使われているか?何となくイメージするのは荒れてしまった土地に樹を植える、植樹ですかね。

国土緑化推進機構 常務理事 瀬戸宣久さんにお話を伺います。

 

 

晴の輔 瀬戸さんの背中に、緑の羽根が生えていたりとかは?

瀬戸「いやあ~そこまでは生えておりません(笑)!胸には『緑の羽根』を付けております。」

 

晴の輔 「緑の募金」の使い道は、どのようなものですか?

 

瀬戸「名前の通りに緑を増やして、守って行くということに使います。具体的に言いますと、震災や大雨で生じた被害の、復興支援に使っております。また、子どもたちへ緑の大切さを肌で感じてもらう森林環境教育、海外の緑化支援とかに使わせていただいております。」

 

晴の輔 東日本大震災の活動とかもあったのでしょうか?

 

瀬戸「はい、一つの例ですと、宮城県名取市には400年前に伊達政宗が植え始めた、立派な海岸林がありました。」

 

晴の輔 ええっ!400年も前から植えていたのですか?

 

瀬戸「そうです。それが津波によって全滅してしまいました。」

 

晴の輔 その林が無かったら…もっと被害が広がっていた…

 

瀬戸「そうだと思います。それで地域の人が元に戻そうと、『海岸林再生プロジェクト』が民間主体で立ち上がっています。そこに『緑の募金』はお手伝いさせていただいております。」

晴の輔 地元の人が立ち上がるというのは、いいことですね。ただ現実としてお金がかかります。

 

瀬戸「そうです。我々のお金だけでは無いのですけど、支援させていただいています。」

 

晴の輔 直ぐに木が生えてくるわけではないですよね?

 

瀬戸「やはり20年ぐらいたたないと、いい林にはならないですね。」

 

晴の輔 20年…人が生まれて成人するまでの時間…

 

瀬戸「同じですね。息の長いプロジェクトで考えられています。」

晴の輔 息の長い支援…。今は桜の季節になりましたけど、桜とかの活動もあるのですか?

 

瀬戸「地域のシンボルとなるような木を守り、増やしていこうとやっています。一つの例なのですが滋賀県高島市の琵琶湖沿いに、4キロ繋がっている『海津大崎のサクラ並木』があります。『日本さくら名所100選』にも選ばれている、この桜並木にも、『緑の募金』が使われています。我々は植えるのに使っているのではなくて、てんぐ巣病対策に使っています。てんぐ巣病菌というカビの一種が付くと、いらない枝がたくさん出てきて、それが『てんぐ』の巣のようだと呼ばれているものです。」

晴の輔 天狗の巣!

 

瀬戸「そこに養分取られて、木も弱って花も咲かなくなり、伝染病のように広まります。」

 

晴の輔 人でいうインフルエンザのように感染する。

 

瀬戸「そうです。もう一つ原因があって、あまりにお客さんが増えて、木の回りに集まると、土が踏み固められます。そうなると根っこが窒息状態になりますので樹医さんに診てもらっています。そういったことにも『緑の募金』を使っています。」

 

晴の輔 手入れというのは、今まで全く見ていないです。気が付かないです。

 

瀬戸「庭も同じです。手入れしないと駄目になりますよね。」

 

晴の輔 そうですね。地元のシンボルも裏では手入れしているのですね。

 

瀬戸「全てではないですけど、『緑の募金』を使ってもらっています。私のおります『国土緑化推進機構』だけではなくて、47都道府県それぞれに『緑化推進員会』があります。是非ともインターネットで『緑の募金』『都道府県名』と入れて検索してもらえると、地域の活動が分かるようになっておりますし、参加していただけるイベントもあります。」

 

晴の輔 まずは知っていただこうと。全都道府県にあるということですね!

 

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

今、お題が来ました!「晴の輔さんが『緑の募金』に募金をするなら・・・

『小銭で募金する』  それとも  『お札で募金する』 どっちだ!?晴の輔」

 

え?(笑) 俺の器の大きさを計っているな?緑の募金が何に使われているか、知ることができましたからね。俺の気持ちを表現させていただきますよ。

 

 

決めました!

 

 

 

『小銭で募金する』

 

 

器が小さいと思わないでくださいね。僕も緑を増やしたいと思っていますから。何で小銭か? 小銭はお札よりも

 

 

 

 

今日は、「緑の再生は、ふるさとへの想いも再生させる!?」というトピックスでお届けしました。

緑を守るには、やっぱり根っこというか地域に根ざした、地道で気長な活動が本当に重要ですね。根だけに深い、深緑です!皆さん、地元の緑を守りましょう!緑の募金は、街頭での募金活動や、スーパー、コンビニレジ横にも募金箱があります。

 

そんな「緑の募金」に

 

 

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
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      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。