空席にストーリーを作って武道館を埋める！？

大きな玉ねぎの下で(令和元年バージョン)をリリースしたサンプラザ中野くんにご出演頂きました。この曲ができたきっかけとして、武道館でコンサートをしろと1985年にスタッフに言われたエピソードを披露してくださいました。当時の爆風スランプはライブハウスツアーをやり終えたくらい。武道館は埋まるのか？と心配になりながらスタッフにはうまくやると8000人キャパになるから大丈夫だよ。と偉い人もそのくらいでいいよ。と言ってくれたそうなのですが、ライブハウスクラスのバンドには無理だろ。とサンプラザ中野くんは思い、どうしたらお客さんが来てくれるのか考えた結果、これは発想の転換だ！という結論に思い至ったとか。「満員にできないんだから、埋まっていない席に物語を作ろう。チケットを送ったけど、来てくれなかったから席が空いているんだ。」という言い訳の歌を作った。それが「大きな玉ねぎの下で」です。当時にしても歌詞の中にでてくるペンフレンドっていう言葉自体がお笑い系の言葉になっていて、冗談で書いた。と話しておられました。その後、だんだんいい歌になってきた！と実感してきたそうで、ディレクターとやり取りをして歌入れの前日の晩まで考えて製作したそうですよ。

年代のギャップが埋まると話題のMVとは？

今回、令和元年バージョンということで、MVもユニークです。若者と上司がカラオケに行き、この歌知らないのかって言われたことに腹を立て、悪態を付くところから物語はスタートします。その後、SNSを駆使して待ち合わせをするけども、待ち合わせ場所に相手は来ず、オリジナルの曲のきもちを理解する。という内容のMVです。このMVを通して、年代のギャップが埋まればいいなと話しておられました。