「なるほど!ニッポン調査隊」
秋の味覚といえば・・・さんま、
さんまといえば目黒!
古典落語の噺「目黒のさんま」からきています。
そこで、立川晴の輔さんが今回調査したのは、「落語の舞台になっている街」!
スタジオを飛び出し、「第23回 目黒のさんま祭り」の会場からお届けしました。
『目黒のさんま祭り』では、
さんまは岩手県宮古市から、今年も7000匹が無料提供。
すだちは徳島県神山町から、今年も10000個。
大根おろしは、栃木県那須塩原市高林の青年団『高林雷の会』から。
さんまを焼く炭(備長炭)は、和歌山県みなべ町から提供。
さんま目当てに始発から来て並んでいる方もいたそうです。
さんまを食べるのに、3時間、4時間待ちの状況でした。
先週お伝えした上野公園のシャンシャンは90分待ちということで・・・
さんまがシャンシャンに勝っていました。
そして、「落語の舞台になっている街!」
まずは、『堀の内』 おっちょこちょいの亭主が堀の内へお参りに行く落語の噺がありますが、
この「堀の内」は、現在の杉並区堀の内にある 妙法寺のことなんですね。
妙法寺さんでは、毎月23日に「堀之内寄席」が行われています。
そして、『王子の狐』
キツネが人間を騙すはずが、逆に人間がキツネを騙す・・・落語の噺。
舞台は北区王子。扇屋という料理屋が話に出てくるが、このお店は建物はビルになったものの、創業から300年以上続く名物「こだわりの厚焼き玉子」は健在なんです。
『品川心中』
品川の女郎がお客を道連れにして心中するが失敗する・・・落語の噺。
こちらは品川区が舞台で、品川宿は、現在の京浜急行「北品川駅」付近なんだとか。
当時の面影はありませんが、「相模屋」という宿屋の跡地には立て札が出ています。
このように、地名が出てくる落語はたくさん!
最後にもうひとつ・・・有名な「芝浜」。
大師匠 立川談志の十八番にしてた落語の噺。
魚屋を営む男が、酒で失敗を重ねるという噺の舞台は、現在の港区芝あたりにあった海岸線「芝浜」。
地名というわけではなかったようなんですが、もしかして、現代にこの名前がつく場所ができるかもしれない!
というのも、2020年に山手線・京浜東北線の田町~品川駅間に開業予定の新しい駅の駅名が、今年6月に公募されたんです。
ここで駅名の候補として名前があがっているのが「芝浜」なんです!
採用されれば、落語から生まれた名前が駅名になることに!
発車メロディは大師匠 談志の出囃子かな・・・
駅名が発表になるので楽しみ!
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