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ザ・特集
“節約志向”を追い風に大躍進!『カカクコム』成長の秘密は?
シリーズ『伸びてる会社に秘密あり』。
このご時世でも、業績を伸ばしている企業の秘密を探っています。
2月17日(火)に取り上げたのは、
“価格比較サイト”『価格ドットコム』などを運営する『株式会社カカクコム』。
取材に当たったのは、放送作家の松崎まことさんです。
●『価格ドットコム』とネット上のサイト名で覚えている方も
多いかと思います。
一般的には、パソコンや家電を買おうと思った時に、
この機種なら『ビックカメラ』より『ヨドバシカメラ』が安いとか、
いや『楽天』の方が安いとかいった比較をするために利用します。
でも実は、そのような使い方に限定するのは、非常にもったいない!
『カカクコム』上席執行役員で経営企画部長の上村はじめさんのお話です。
価格比較ってところが強調されがちなんですけど、
もう一つが“口コミ”“レビュー”です。
利用者の皆さんの声というのを集めています。
例えば“パソコン”が欲しくて、
今だったら何を買ったら良いの?という時に、
ご活用いただくのが“ユーザー・レビュー”だったり“口コミ”です。
どの商品が自分に合ってるのかというのを、選んでいただきます。
更に選んだ後、どこで買ったらリーズナブル、もしくは
自分の買いたい方法で買えるのか?
・・・というところで、“価格比較”を活用いただきます。
●このようにして、サイトに多くのユーザーを集め、それを目当てに、
広告を出すショップやメーカーから収入を得るというビジネスモデル!
実はこの2〜3年は、前年比で5割の売上げUPという状態が続いています。
また、不況が深刻化した去年9月以降、アクセスが大幅に伸びているそうで、
去年12月の利用者は、前年比で60%のUPだったということです。
●深刻な不況の中で、“お得情報”を発信する『カカクコム』が、
業績を伸ばすのは、至極当たり前のように聞こえるかも知れませんが、
実は同様のサイトを経営している他の会社は、苦戦を強いられており、
『カカクコム』の “一人勝ち”に近い状態になっているのが、現状です。
この不況に先立って『カカクコム』が行った、ユーザー拡大に向けての作戦が、
功を奏したと言えると思います!
その作戦名、勝手に名付けさせていただきました!題して、
『一見さん!いらっしゃーい!!』作戦
具体的には、上村はじめ上席執行役員にお伺いしています。
おととし10月に、『価格ドットコム』のフルリニューアルを行いましたが、
このリニューアルのプロジェクトというのは、
本当に大きな成功だったと思っています。
それまでどちらかと言うと“家電”“パソコン”の
最安価格がわかるサイトというブランドが強かったと思うんですけど、
それだけではなく、何を買うにも、『価格ドットコム』見ていただけるという形に、
大きくブランドを変えて、サイトの構成も変えまして。
もう1つは、従来どちらかといえば、元々ある程度商品知識を持っている方とか、
詳しい方だと使い易いけれども、“初心者”の方が来ると、探しにくい、
選びにくいんじゃないかと、いう声もあったんですが、
その部分も、大きく改善しました。
●『価格ドットコム』のトップページをご覧いただければわかりますが、
今や“パソコン”“家電”といったジャンルに止まらず、
自動車やバイク、楽器からCD、DVD、フード、ドリンク、
更にはビューティー・ヘルス用品やベビー・キッズ用品、ペット用品。
またこの頁からリンクしている関連サイトを含めれば、映画や旅行、そして
“葬儀”といったサービスまで、“比較情報”“お得情報”を配信しています。
現在グルメレストランサイトのNo.1となっている『食べログ』も、
実は『カカクコム』が運営していることを、ご存知だったでしょうか?
●そして、初めて利用する人向けのにとっても、見易く、
情報を探し易いようにと、使い勝手を良くしたわけです。
…というわけで、実はサイトのリニューアルに当たっては、
“キャッチフレーズ”も変わっています。
かつては「賢者の買い物〜価格ドットコム」だったのが、
今では「『買ってよかった』をすべてのひとに」にチェンジしています。
●そんな『価格ドットコム』の、創業以来の一貫した姿勢は、
“ユーザー本位”ということなんですが、そのためには、
こんな点にも心を砕いています。2つめのポイントです。
『他人のふんどしで、“しがらみ”を断つ!』
上村さんのコメントです。
世の中に流れている情報というのは、
どうしても、“ビジネス”側から発信されることが多いので、
消費者の方が、必ずしも、それをそのまま受け取れない。
信用できない部分があって、そこをインターネットの力で、変えていきたい。
何ら利害関係のないユーザーさんの声だからこそ、より本音の声が聞こえる。
そういうところを集めて、サービスを提供しています。
まずそこでユーザーさんの支持を勝ち得て、
本当に良いものが探せるサービスというのを作っていくということが、
一番大事だと思っています。
●例えば、先ほど紹介しましたNo.1人気グルメサイトの『食べログ』!
先行した他社のグルメサイトの多くは、紹介するレストランから、
“広告料”を取るビジネスモデルだったのを、ユーザーからの情報だけで
構成することで、より高い人気や信用を得ることを可能にしたわけです。
・・・そうは言っても、このやり方ですと、時にはこんな事態も起きるのです。
今も“不動産”のサイトってやっていますが、昔も1回、
トライをしたことがありまして、
“不動産”物件の情報というのは、他社さんからご提供いただいて、
そこに僕たちがサイトを作って“口コミ”を募ったんですね。
すると、デベロッパーさん側から
「勝手に口コミ付けないでよ」という話が、
我々自身でなくて、情報提供元にありまして、
結局、サービスを受けられなくなったということはありました。
●もともと『価格ドットコム』を立ち上げた時は、ショップやメーカーから
理解を得られず、まったく“広告”が付かなかったと言います。
「口コミされるのは嫌!」ということだったわけです。
しかしあくまでも“ユーザー本位”を徹底し、結果的に多くの利用者を獲得!
スポンサーも付くようになったというわけです。
先ほどの“不動産”も、独自で情報を集める形に変え、再開しています。
●さてこのようにして、同業他社をリードしている『カカクコム』ですが、
その社風にも注目です。
私が注目したのは、“社長”!
実はこちらの会社、創業12年目にして、
現在の田中実社長は、既に3代目なんです!
創業者が、元々5年やりまして、上場させて辞めてます。
2代目は、それからまた5年やりまして、一部上場まで果たして、辞めて、
いま3代目ということになっています。
それぞれが、会社のステージに於いて、
本当に最適な人間だったんだろうという風に考えています。
ゼロから「1」を生み出すところ、それを伸ばしていくところ、
更に大きくしていくところ、それぞれ段階があって、それぞれ恐らく、
最適なマネジメントされる方は違っていて、うまい具合に、
社長が替わっていきながら、会社の状況に適応していると思います。
●『社長も“適材適所”』
実はこのように社長の交代が多いことが、
社内の風通しの良さにつながっているところもあると言います。
“上意下達”が少なく、“権限移譲”が進んでいることから、
「皆で考える」社風になっているというわけです。
200人ほどの正社員の平均年齢は31歳。
社長や役員も含め、そのほとんどが“転職”組“中途採用”組なのですが、
逆に“離職率”が低いというのも、こうした社風故と言えるかも知れません。
●『カカクコム』成長の秘密は・・・
★基本姿勢は、「他人のふんどしで、“しがらみ”を断つ!」ユーザー本位!
★急成長のきっかけは、「一見さん、いらっしゃーい!」へのチェンジ!
★最後に、「社長も“適材適所”!」
投稿時間:2009-02-17 17:22:43
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