KYOCERA 近未来story 中川翔子のG<ギザ>サイエンス! JOLF AM1242/FRIDAY 24:30〜25:00 ON AIR! メールはこちら
トップ 放送内容 京セラ紹介
ON AIR:KBS京都Radio FRIDAY 24:30-25:00/ラジオ大阪OBC TUESDAY 23:30-24:00/KBCラジオ THURSDAY 24:00-24:30 KBCラジオ ホームページ ラジオ大阪 ホームページ KBS京都ラジオ ホームページ
今週の研究内容
090327.九州大学大学院/味覚を測る
最近の研究内容
090320.東京理科大学/アポトーシス
090313.京都大学大学院/プラナリアの不思議
090306.筑波大学大学院/体性感覚メディア
バックナンバーはこちら
京セラ 株式会社
株式会社 日経サイエンス
研究内容
参加ゼミ
2008.10.17 放送
東京大学大学院
理学系研究科付属
原子核科学研究センター
浜垣 秀樹 研究室
私達の研究室では、大型粒子加速器によって光速近くまで加速された金や鉛の原子核同士を衝突させる実験を行なっています。実験の目的は、衝突によってビッグバンの100万分の1秒後の超高温状態を一時的に再現し、その性質を測定する事です。そのような高温状態では、我々の世界では常に2つ又は3つの組でしか存在しないクォークが個別に動き回るなど、興味深い現象が起きているのではないかと期待されています。

■ 研究室ホームページはこちら ■
本日の研究レポート
人間が知ってはならない事は存在するのか?

すっかり秋だねぇ。「綺麗・ア・ラ・モード」な風景だねぇ。
なんて、10月22日発売の中川君の新曲のタイトルをさりげなく(?)入れてみた。
1週間ぶりのご無沙汰でした。ギザサイエンス研究所の、科学史研究チーム主任の
博士であるよ。

今回は、またまた物理学だ。難しい。でも、ギザワクワクする学問である事も確かだ。
東京大学大学院・理学系研究科付属・原子核科学研究センター・浜垣研究室。浜垣秀樹先生率いる
こちらの研究室では、大型粒子加速器によって、光の速さ近くまで加速された
金属の原子核同士を衝突させるという実験を行っておると言う。
これによって、宇宙のはじまりであるビッグバン直後の超高温状態を再現し、
その性質を測定する事が出来ると言うのだが、ビッグバン直後を再現って・・・
中川君の言葉ではないが「考えると頭がかゆくなる」のぉ。
(多分、頭の中身がかゆくなるんだと思う。頭皮ではないと思うぞワシは)
山口 頼人(やまぐち・よりと)さん
森野 雄平(もりの・ゆうへい)さん
秋元 亮二(あきもと・りょうじ)さん
の3人のサイエンティストの皆さんが中川君とワシに色々と説明してくれた。
まりがとう。
最近は、スイスで稼動を始めた加速器「LHC」(ラージ・ハドロン・コライダー!)
(この番組でも一度、この国際プロジェクトに参加する学生さんが出てくれたの。)が
話題を集めておるが、山口さんたち3人は主に、アメリカのニューヨークにある
重イオン衝突型加速器(Reativistic Heavy Ion Collider)・・通称「リック」
(かっこよす!)を使って実験を重ねておる。
これらの実験及び研究は、間違いなく人類最高の技術の結晶であるとワシは思う。
そこから、宇宙の根源を探るという壮大な夢が広がる。ゾックゾクするの。
カッチカチやぞ。

中川君はビッグバンというものが大好きだが、そのメカニズムや現象は(ワシもだが)
なかなか正確に理解する事は出来ない。
宇宙の最初を知ってしまうという事は、果たして良い事なのだろうか。これもまた
面白いテーゼだ。『人が知ってはならない事は存在するのか。』
しかし、今回やってきてくれた若き物理学者たちを見ていたら、そのテーゼ自体が
ナンセンスなのかもしれないとワシは思った。謎がある以上、そこに挑むのは当然では
ないだろうか。人間に解き明かされる謎などは大したことがないのだ。
いや、『解き明かされるために存在する』のではないだろうか。

とまぁ、今回もワシお得意のエセ哲学風に書いてしまったが、
お父さんも物理学者で、落ち着いてて、風格がある山口さん!(外国人の彼女できると
よいの)、アメリカでステーキ大食いに挑んだ、ジャパニーズサムライサイエンティスト
森野さん!(これからも彼女とラブラブギザギザでな。)、それから農学部出身で
二人の先輩を追いかけながら、大きな夢を持つ秋元さん!
3人とも、まさに将来日本を代表する頭脳にならんとする、宝である!
がんばっておくれたまえ。

今回はここまで。しかし、物理学って難しいのぉ。でも気になるのぉ。
宇宙ってなんで生まれたんだろうのぉ。
中川君も言ってたが、「眠れなくなりそう」。