KYOCERA 近未来story 中川翔子のG<ギザ>サイエンス! JOLF AM1242/FRIDAY 24:30〜25:00 ON AIR! メールはこちら
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京セラ 株式会社
株式会社 日経サイエンス
研究内容
参加ゼミ
2008.06.13 放送
東京大学
素粒子物理国際研究センター
小林 富雄 研究室/
東京大学大学院 理学系研究科
物理学専攻
浅井 祥仁 研究室
ヨーロッパのアルプス山脈の麓には、山手線ほどの大きさのあるリング状の実験装置がある。それが大型ハドロン衝突型加速器LHCだ。いま、小林研究室のスタッフをはじめ世界の研究者たちが集まり取り組んでいるのは未知の素粒子「ヒッグス粒子」を発見すること。もし発見されれば、私たちの宇宙がどのようにして生まれたのかを、さらに詳しく説明できるようになる。
本日の研究レポート
世界的な大実験がこの夏行われる!行け!ラージ・ハドロン・コライダー!

素粒子とは、物質を構成する最小の単位だ。原子よりちいせえ。とにかくちいせえ。
現在はクォークとレプトンという名の素粒子が知られている。
イォークとリプトンではない。小さい熊と紅茶はこの際関係ない。
これら素粒子はむろんのこと、我々人類の眼で確認する事は出来ない。
地球上において素粒子を認識するためには、加速器による生成が必要なのだ。
1930年代に始まった加速器の歴史は、サイクロトロンに始まり
1944年には位相安定原理を用いたシンクロトロンへ進化し、
高エネルギー化、巨大化が進んでいった。つまり、早い話がでかいほうがいろいろ
できるっちゅうことなんだね。
まぁ、でかいったって限度があると思うじゃん。
しかし人類の未知への探究心はすごいのだよ。作っちゃったんだもん。
現在、欧州原子核研究機構・セルンにより史上最大となる、
大型ハドロン衝突型加速器・通称LHCが完成しておる。
どんだけでかいかというと、大体直径が山手線と同じくらい。
27kmってんだから博士も腰を抜かした。
まさに、全人類の叡智を結集し各国の科学者たちがこぞってさまざまな研究を行う
「新しい時代を切り開く巨大なる輪」である。
その数千人の科学者の中に、我が日本が誇る研究チームも参加しておる。
今回登場してくれた東京大学大学院・理学系研究科・物理学専攻、小林・浅井研究室が
そうなのだ。
山崎 高幸(やまざき・たかゆき)さん
橋本・マーク・無三四(はしもと・まーく・むさし)さん
鈴木 拓也(すずき・たくや)さん
ありがとう。
LHCとは、ラージ・ハドロン・コライダーの略なのだが、まさに必殺技みたいんだ。
「ラージ・ハドロン・コライダー・起動!」って言ってみたい。
碇ゲンドウみたいに。
ま、エヴァ話はおいといて、このLHCで何が実験できるかというと
質量を説明するヒッグス粒子の発見、およびスーパーシンメトリー、という
チンプラカンプラな実験が行われる。(すまん!何度聞いても理解できなかった。)
あと、もしかしたら超小型ブラックホールの生成も可能性としてあるらしい。
コワス!でもギザ興味ありまみたす。
スイスにあるらしいが、この8月から動くらしいぞ。コライダーったら。
写真を見せてもらったが、見た限りだと下水道の中のぶっといコードみたいだった。
うー。きっと夏にはスイスから大きなニュースが飛び込んでくるだろう。
それ位に物理学の分野においては大きな大きな実験なのだ。
そんなすごい歴史の生き証人たちがギザサイエンスに来てくれるとは
まりがとう、まりがとう。
結果などももちろん聞いてみたいので、また来てくだされ。

では、今回はここらへんでおさらば。
来週は、二酸化炭素問題に取り組む若きサイエンティストたちがスタジオ登場だ。
来週もギザサイエンスを聞いて、科学の心を燃やしてくれ!

ラージ・ハドロン・コライダー!