KYOCERA 近未来story 中川翔子のG<ギザ>サイエンス! JOLF AM1242/FRIDAY 24:30〜25:00 ON AIR! メールはこちら
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今週の研究内容
090327.九州大学大学院/味覚を測る
最近の研究内容
090320.東京理科大学/アポトーシス
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090306.筑波大学大学院/体性感覚メディア
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京セラ 株式会社
株式会社 日経サイエンス
研究内容
参加ゼミ
2008.05.30 放送
東京大学大学院 工学系研究科
システム創成学専攻
秋元 博路 研究室
輸送時間は短いけれどコストが高い飛行機。たくさん荷物が積めるけれど時間がかかる船舶。もし、中間の輸送手段があったら、世界の物流は大きく変わるかもしれない。秋元研究室が目指すのは、長年にわたって蓄積された船舶の知識を活用することで、新しい海上輸送システムを生み出すこと。時速400kmで進む、表面効果翼船の実験にも取り組んでいる。
本日の研究レポート
表面効果翼船が人類の物流を変える!速いんだよすんごく。

船にはたくさんの荷物を積む事が出来る。しかし速力は遅い。
飛行機だと荷物の量は限られる。しかし速い。
しかししかし、燃料がかかるからお金がかかる。
両方のいい所取りが出来ればいいのになぁ。ドラえも〜ん。
♪パカパパンパパーン・表面効果翼船〜!

と言う訳で、今夜のGサイエンスは
「表面効果翼船の研究開発及び、新しい物流システムについて」をテーマに日々努力を
重ねておる東京大学工学系研究科・秋元研究室から3人の研究者が来てくれた。
金平 誠(かねひら・まこと)さん
野澤 久穂(のざわ・ひさほ)さん
横田 季和(よこた・としかず)さん、ありがとう。

表面効果翼船とは何か。これは水面から少し上の空間をまるで飛行機のように
滑空する船のことだ。速力が非常に速く、実用化されれば
時速400キロも可能になるという。すごす。
どうしてこんなスピードが出るかと言うと、つまりは水面から上におるからじゃ。
んじゃ、なんで水面に浮いておるかというと、ここが味噌なんじゃが、
翼が水面に近いほどに空気のクッションが効いて揚力が生まれる。
この力があって浮くのじゃな。しかも燃料は飛行機などよりかからない。
今回の3人も言っておったが、「飛行機と船を足して2で割る」ような存在になるのだ。
実験用のラジコンの映像も見せてもらったぞ。「海燕(かいえん)」というかっこよすな
名前のついたその実験機は、水面をまるで滑るように進んでいく。
かっこいい。ワシ、あのラジコン欲しかった。

しかも、彼らの研究はそれだけにはとどまらぬ。つまり表面効果翼船が実際に運用された
場合の物流システムがどのようになるかのシュミレーションや、
さまざまな波及効果に関しても研究を進めておる。
これが誕生すれば、安価で大量の物流が可能になるであろうし、また
飛行場の建設も必要ないから、(最近大変そうだものな。空港建設。)
日本の離島などはこの船で今までの十倍ほどのスピードでの輸送も出来るだろう。
小型のものであれば、水上タクシーなども生まれるかもしれない。
燃料も飛行機に比べてかからぬから、エコでもある。よいことずくめじゃ。
早く実用化して欲しいの。

いやはや。世の中には本当にたくさんの研究があるものじゃ。
ワシもこの番組を担当になって、色々な若い研究者達と話しておって嬉しくなる。
中川君も、この表面効果翼船にはいたく興味をもっておった。

それから、メールもありがとう。この番組、理系の研究者たちにたくさん聞かれて
おるみたいで嬉しいの。数学というジャンルも楽しそうだし、
もっともっとたくさんの理系とコラボレートしていくぞ!
これからもよろしく頼む!

では、今回はここまで。また来週会おう。