KYOCERA 近未来story 中川翔子のG<ギザ>サイエンス! JOLF AM1242/FRIDAY 24:30〜25:00 ON AIR! メールはこちら
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今週の研究内容
090327.九州大学大学院/味覚を測る
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090320.東京理科大学/アポトーシス
090313.京都大学大学院/プラナリアの不思議
090306.筑波大学大学院/体性感覚メディア
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京セラ 株式会社
株式会社 日経サイエンス
研究内容
参加ゼミ
2008.04.18 放送
東京工業大学大学院
生命理工学研究科 生体システム専攻
幸島 司郎 研究室
従来、生物がいないとされてきた雪氷環境だが、微生物や藻類を中心とした生態系が存在することが明らかになってきた。幸島研究室では生物による氷河への影響を明らかにすることに取り組んでいる。これは氷河の縮小、消失といった問題を解決する上でも非常に重要となるだろう。
また雪氷に限らず、様々な動植物の行動・生態の研究も行っている。生物の何気ない行動を観察すること。そこから彼等が生き抜く為の、驚くべき戦略が見えてくる。
本日の研究レポート
針金とガムテープがあればたいていの物は作れるのだ!動物行動学の巻。

中川君の家にはまた一匹、猫さん増えたみたいだの。(ブログによると)
五匹おった。五匹の誕生日を祝う写真が4月最初のブログに出ておったが、
中川君と、桂子たん(中川君の御母堂)はセーラー服で踊っておったぞ。
この家の人たちの行動もまた研究に価する気がするが、
今回のギザサイエンスのテーマはまさに「動物行動学」だ。

東京工業大学大学院 生命理工学研究科生体システム選考・幸島研究室。
世界で初めて氷河での雪氷生物の生態系を明らかにした幸島司郎先生率いる
この研究室では、学生がそれぞれに動物生命の神秘に挑んでおる。
この幸島先生のモットーは「若くて根性があればたいていの事は出来る。
針金とガムテープがあれば、たいていのものは出来る。」だそうだ。素晴らしいの。
今回は、そのバイタリティーあふれる幸島研から
宮嵜 有紀(みやざき・ゆき)さん
中田 智史(なかだ・さとし)さん
山本 友紀子(やまもと・ゆきこ)さん
という3人の若きサイエンティストが来てくれた。
3人がそれぞれに違う動物をテーマに研究をしており、
野球で言えばキャッチャーの安心感を持つ中田君は、幸島先生と同じく雪氷生物の研究。
白い全身タイツ(のようなもの)を着て雪の中でちっちゃなちっちゃな生物を探して
いるのだが、写真を見たが、身長180センチ以上が超小さい生物を探す姿は、
コンタクトレンズを探す人みたいだったぞ。
その中田君の半分くらいの身長で、目がクリクリしている宮嵜さんは
イルカの行動学が専門分野。伊豆諸島の御蔵島(野生イルカの群生で有名)で、
イルカたちの様々な行動を分析しておる。泳げないのに海に入ったりしている。
かなり無謀な人だ。でも目がクリクリ。
山本さんもまたイルカだが、同じイルカでも川に住んでいるガンジスカワイルカが専門。
このガンジスカワイルカは、太古の昔に海からやってきてそのまま生きていると言う
なかなか希少な動物で、目はほとんど見えないらしい。
数も少なく、絶滅の危機も叫ばれているのだそうだが、山本さんは実際にインドの
ガンジス河まで行って彼らを見守っておる。しかも、なんと驚いた事に
その研究は、ギザサイエンスにかつて出演してくれた東京大学浦研究室
(海中自律型ロボット開発)と一緒にやっておるらしく、この番組の事は知っていた。
嬉しいのぉ。こうやって日本の若き研究者たちの間で『ギザ』が浸透しつつあるという
事実に、中川君も嬉しそうだった。勿論ワシもギガントウレシス。

こんな個性的な学生がいる幸島研は、どうやら台所が充実しており、自炊宴会を
やたらとやっておるらしい。かつては自分たちで手長エビ(スカンピ)を採って来て
料理したりもしたらしい。さすがに針金とガムテープの研究室だ。
頼もしい。
中川君も、その宴会に参加してみたいと言っておった。もしも機会があれば
ワシも参加させてね。

では、今回はここまで。ギザバイバイーっとな。