1242 ニッポン放送
つかちゃんコラム
塚越孝
塚越孝
column
2月11日

おんな子供の行くとこだろうよという御仁がまだいるので、
ディズニーランド好きのわたくし、そのような雰囲気を
醸している人には、いえ、シーの方は、お酒も飲めてですね、
などと熱弁を振るうのはとても疲れるのでやめてました。
でも。
あるんですね、大人の場所が。
マイアミのディズニーワールドにトレジャーアイランドという
バーやディスコ、シアターが並ぶ不夜城が誕生したときに行って観て、
はぁー、ディズニーって子供相手じゃないなと感心しつつ、
日本は、浦安にランドがオープンしたばかり、
こんなのができる日が来るのかしらんと思っていましたが、
日本は一カ所、浦安市舞浜にできちゃいました。

駅を出て右へ行けば、ミッキーが手を振って迎えてくれるランド、
その向こうにシーが広がる位置関係ですが、
シーは左に進んでモノレールに。
この地で行われた成人の式典を皮肉って「鼠踊り」と書いた
もの凄いセンスの新聞コラムがありましたが、
そういう人にもお薦めなのが、このモノレール駅のある建物です。

わたくしもいい歳をしてここを通過するばかりだったのですが、
最近は、嵌ってます。
パスポート代、つまり入園料、この分、
ここで飲んだり食べたりがいい。

ありとあらゆるお店があります。
ま、赤提灯が無いのがちと淋しいけど、
そりゃ雰囲気が違う。
ポン引きも飾り窓の女もいません。
健全ムードいっぱいの大人の街です。
だから、カップルが多い。

ここの通りを抜けると、
シックなホテル・イクスピアリが姿を現す。
恋人同士が似合う街です。
夫婦連れでも不倫カップルでも溶け込みます。
新宿や渋谷、池袋あたりをうろついているより、
ずっとずっとお洒落です。

舞浜?遠いよと、川を越えていくので思いがちですが、
有楽町は東京国際フォーラム・地下の東京駅から快速で十四分。
こんなに身近な非日常はない。
知ってる奴にバッタリなんてことがないのがうれしい。
泊まりまではまだ、という方に前段階として行ってほしいのは、
「Club IKSPIARI」。
ジャズやフュージョン、ブルースが連日、
多彩なアーティストによって演奏されています。
ドリカム、秋吉敏子、中西圭三も出演しました。

ここで、本日、初めて古典芸能が演じられることになりました。
何か違う色をとニッポン放送に打診があり、
わたくしが司会ということで、
異空間でも本寸法の落語をやってくれる柳家権太楼さん、
三味線片手に喋り、唄、踊り、おまけに様子佳しの
三遊亭小円歌さんにお願いしました。

芸人さんによっては、場所がどうの客がこうの
四の五の言う人がいますが、どんな状態でも客を楽しませ、
納得させてくれる二人を選びました。
当日券有の予定だったのですが、すみません、
キャンセル待ちのみになってしまいました。




 
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