メジャーリーグパーソナリティ日記

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6月 2日出るか？メジャー最速！

久し振りに試合前に胸がワクワクした。本日のタイガースの先発はジャスティン・バーランダー投手(以下、バーランダー）。聞けばバーランダーは今メジャーの先発投手では1，2を争う剛速球の持ち主で、今季最速101マイル(162キロ）を記録。しかも試合終盤まで100マイルピッチを連発するらしく、スタミナを気にする必要のない中継ぎでの登板ならもっとスピードが出るらしい…。メジャー最速記録はブルージェイズのＡ・Ｊバーネットが記録した104マイル(166キロ)。現在の双方のチーム状態を考えると(ヤンキースは5連勝、タイガースは4連敗中）、24歳と若いバーランダーは嫌でも力が入るはず…。僕がこれまで目撃したメジャー最速は一昨日の試合で同じタイガースのジョエル・ズマヤ投手(以下、ズマヤ)が記録した101マイル。｢超えてくれ、バーランダー!!」そのバーランダーの投球は初回、3番ジアンビーへの2球目が98マイル。2回には9番カイロへの5球目が99マイルを計測するなど上々の立ち上がりを見せ、新記録への期待は高まった。しかし…相手は7試合連続2ケタ安打中と絶好調のヤンキース打線だ。ポサダは98マイルをライト線に3点タイムリー2ベース。ジアンビーは93マイルを105メートルの広い左翼にホームランとバーランダーをメッタ打ち！結局、バーランダーは5回7安打6失点でノックアウト。途中電話リポートの仕事で抜けたため多少正確さには欠けるが、この日のバーランダーは全94球中、99マイルが2球、98マイルが5球、97マイルが5球で、100マイルピッチは一度も見られなかった。｢あーあ、もうデトロイト来ないしなぁ」残念な気持ちを抑えきれないでいると、3番手登板のズマヤがカイロに対しての勝負球でまたしても101マイルを記録！カイロがファールしたためスピードガンが打球に反応した数字かもしれないが、確かに電光掲示板には101マイルと表示された。…ちょっと満足。

デトロイトの空が夕焼けに染まった午後9時。バーランダーはマウンドを降りた…