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ショウアップナイター
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10月19日
伝えられない事実、伝わりにくい側面。
とうとう、「3勝3敗のタイ」!!!
アメリカン・リーグのチャンピオンシップは、
1勝3敗の「ガケっぷち」から、
レッドソックスが追いついて、最終戦へ持ち込まれました。
7点差をひっくり返した大逆転サヨナラ劇から、
流れはレイズ→レッドソックスへ。
わからないもんですねぇ。
「やっぱり、野球は、おもしろい!!」
ただ、このシリーズのニュースって、
日本では、どんな風に
とりあげられているんでしょうか??
クライマックスシリーズが始まっているので、
MLBの情報自体、普段よりも扱いは小さいでしょうが、
おそらく、見出しのほとんどは「松坂」…なんじゃないかと思います。
日本人選手は、そのほか、
レッドソックスに「岡島」。
レイズに「岩村」。
シリーズ当初は、
レイズ・岩村選手の守備に光るものがありました。
センター前に抜けそうな当たりを
追いついて「正面」で捕る。
実は大変なことなのですが、
映像で見ただけでは、決して「派手」なプレーではないので、
注目されることは、ほとんどありません。
岩村選手いわく、
「スワローズ時代に宮本慎也さんから、追いついて正面で捕ることで、
投手との信頼関係が出来ていくんだ、と教えられた」とのこと。
こういった話も、
シリーズの中では埋もれてしまう部分ですし、
守備の話のおもしろさって、
伝わりにくいんですよね。
また、シリーズ後半にかけては、
レッドソックス・岡島投手の好投が目立ってきました。
実は、第6戦を終わった時点で、
このシリーズ、岡島投手は「4試合登板・6回1/3を無失点」!!
よくよく、スコアブックを眺めてみると、
レッドソックスが、「ガケっぷち」から追いついたのは、
岡島投手が流れを作ったといっても過言ではありません。
3勝3敗のタイに追いついた第6戦の後、
記者会見でレッドソックスのフランコナ監督へ投げかけた
米国記者の最初の質問は、岡島投手に関するものでした。
だけど、先発ではないだけに、
日本じゃ、あんまり伝えられないんですよね。
実のところ、
テレビ・新聞も含め、現場の記者の方々は、
ホントに事細かく取材されています。
でも、紙面の都合、時間枠の都合で、
多くの記事やインタビューは、
最終的にはカットされてしまうんです。
残念ですけど、仕方がない。
伝えられない事実、伝わりにくい側面。
ちょっとだけ知っていただきたくて、
とりあげてみました。
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