先日も日記に書いたように、すっかりイルミネーションに目覚めた私。
クリスマスツリー目当てに、仕事の帰り道、日本橋に新しくオープンしたばかりのホテル
“マンダリン・オリエンタル東京”に寄ってみたのですが
全く、素敵なホテルですねぇ…ふぅ…。

ガラス張りの明るいエントランスからホテルのフロアーへと繋ぐ扉を開けた途端
重厚な色合いの大人の空間へと一瞬でチェンジ。
極力落としてある照明に、ほのかに浮かび上がるアジアチックな調度品。
深い赤の壁がとてもオリエンタル。
ホテルって、ほんと、非日常。夢を見られる空間ですよね。

さぁ折角だから、女優タイムのスタートです。
ホテルにあわせ、いい女を気取らなくっちゃ勿体無い。
設定は日本橋のキャリアウーマン。
背筋を伸ばし、コートのポケットに両手を入れて、ヒールをカツカツと鳴らして歩かなくては！

ホテルといえば、ほんとは客室の中を見てみたいところだけれど、それは無理な相談。
せめてロビーで料金表だけでも貰って帰ろう思ったら、何とロビーが最上階３８階なんです！
客室フロアーに行くには、一度３８階に上って専用のエレベーターに乗らなくてはならないん
ですって！
うう〜ん。いよいよ高級感が漂いますねぇ。

そんな訳で３８階に上ってみたら目に飛び込んできたのが
信じられないほど美しい夜景だったんです。
目の下には高速を流れる車のテールランプ。
そしてどこまでも続く街の灯。
六本木ヒルズや東京タワー、新宿の高層ビル群、レインボーブリッジ…。

３８階という高さが、高すぎず、低すぎず、絶妙です。
夜景がちょうど目の前に広がる…という感じなんです。
だから灯りの粒も、一粒一粒大きく見える。
今日はお天気も良くて空気も澄んでいるからまた特別みたい。

３８階から３７階に降りる階段の踊り場が、夜景を見る絶好のスポットなんです！！
余りの美しさに目が釘付け。ずいぶん長いこと踊り場に一人佇んでいました。

しかし、やはり、夜に女が一人、ホテルの高層ロビーで夜景なんかを眺めていると
奇異に感じるのでしょうね。
皆さんあからさまにジロジロと視線を投げてきます。

おっとおっと。
女優するのを忘れていました。いい女演じなくっちゃ。
う〜ん。
日本橋キャリアウーマンキャラはいいとして、設定はどうしようかな。

遠距離恋愛の彼に思いを馳せ、夜景を見て寂しさを紛らわせている…とか、
突然別れ話を切り出されて、悲しみにくれている場面…とか、
死んでしまった恋人を思って…
・・・・・・・なんだかどんどん悲劇になって行きます。調子に乗るのは止めましょう。

それにしても視線が気になるなぁ…。
今日、頂いたきゅうりを山ほど入れた袋を、腕からぶら下げていたせいじゃぁないよね。

所属事務所の先輩である、くず哲也さんのお店にご飯を食べに行きました。
くずさんといえば、昔からのニッポン放送ファンは、もちろんご存知ですよね。
『くず哲也の日曜日はダメよ』。
噂によると、リスナーの皆さんのドジ体験をご紹介する、大変な人気番組だったそうですね。
聴いてみたかったなぁ…誰かテープに残していませんか？

さて、くずさんのお店。
文京区の目白台にあるんです。
名前は『ＤＩＮＩＮＧ・ＢＡＲ　半分亭』。
江戸川橋の駅から目白台の方へ坂を上っていくと、椿山荘をちょっと越えた辺りに
くずさんと思しき、グラスを高く掲げたメガネをかけた男の人の描かれた看板が見付かります。
サンルームのようなガラス張りのおしゃれなバーで、今の季節はイルミネーションも綺麗。
そして何と言ってもお料理が最高なんです。
全てくずさんの奥様の手作り。
くずさんが以前、お料理が美味しいんだと自慢されていたのですが、その通り。
本当に美味しいんです。
私が頂いたのは、『今日の煮物』（今日は鶏肉と笹掻きごぼうを軟らかく炊いたものでした）
『プレコロッケ』（ポテトコロッケの具をグラタン皿に敷き詰め、チーズをかけて焼いたもの）
『にんにくとアンチョビのスパゲティ』（コノ味は初めて！超美味！！）
『ミートボールカレー』（スパイシーで辛いけれど、玉葱が甘くって絶妙のバランス）
…あんまり美味しいからついつい食べすぎちゃいましたね。

他にも『土鍋のビーフシチュー』とか『ほうれん草のキッシュ』とか食欲そそる物が
沢山あるんです。
また行かなくっちゃ。本気で思っています。

駅から歩いて１０分くらいですが、行く価値ありますよ。
ドアを開けると、エプロン姿のくずさんがニコニコお迎えしてくれます。
一人で行ってもきっと大丈夫。
カウンター席もありますし、くずさんお話好きのオジサマなので
話しかければ一緒のテーブルについて、映画の話、天文の話、ラジオの話
…いろんな話題で楽しませてくれますから！

ところで、なぜお店の名前が『半分亭』なのか…気になっていたのに、聞くのを忘れました。
今度出かけたときの宿題にします。

すっぴんで出歩くことができますか？

男性にはぴんとこない話だと思います。
でも、女性には結構気になることなんですよ。

そんなこと、できるわけないじゃない！！
顔色があまりよくない私は、お化粧をしていないと疲れているように見られがち。
目の下のしぶと〜いクマを隠すためにもお化粧はしないわけにはいかないもの。
すっぴんなんて、とんでもなーい！！って思っていました。
パーソナルカラーを知るまでは…。

先日、カラーアナリストの勉強をしている友人から、お誘いがあったんです。
“パーソナルカラー診断”をしてみない？って。
普通ならカウンセリング料１〜２万円かかるものなのですが
特別にただで見てくれるというのです。
ラッキー！

“パーソナルカラー”というのは、その人にとって一番に合う色のこと。
もともと持って生まれた肌の色、髪の色、瞳の色などで診断します。
イメージを四季に喩えて、スプリング、サマー、オータム、ウィンター
この４つに分かれます。

私はガラスのように明るい茶色の目をしているので、典型的なスプリングタイプなのだそう。
黄みがかった明るい鮮やかな色が似合うんですって。
その中でも特に似合う色として
ベストカラーが「ピーチピンク」「桃色」「卵色」「若葉色」
ベーシックカラーが「キャメル」「栗色」

同じピンクでも、私に似合うのはちょっと黄みがかったピーチピンク。
ショッキングピンクとか、クールな感じのシャーベットピンクではないんです。
赤だったら、朱色っぽい赤。深みのある赤色は似合わないんですって！！
びっくり。
今まで、朱色なんて絶対似合うわけない！と思い込んでいたんです。
ワインのような深い赤が好きだったので、赤いものを買う時は、深い赤を選んでいました。
でも、確かに、ボルドーカラーのスーツ、色が気に入って買ったものの、
ほとんど着た事がありません。
自分でも違和感を感じていたんですよね。

そっか〜。
ショックを受けていたんですけど、そういう時のいいアイデア教えてもらいました。
パーソナルカラーの中からスーツの色と相性の良い色を首元に持ってくれば良いんですって。
例えば、私がそのボルドーのスーツを着る場合は、首元に淡いオレンジや若草色のスカーフを
してみるとか。
なるほどね。

しかし、一番わたしにとって役に立ったのは自分のパーソナルカラーを知るとすっぴんでも
出歩けるのだと知ったことです。
パーソナルカラーを選ぶ基準は、簡単に言えば「顔色が明るく見える色かどうか」ということ。
胸元にいろんな色の布を次々にあててみて判断するんですが、顔がぱっと明るく見える色と
思いっきり顔色が悪くなる色があるんですね！！
本当に変わるんですよ顔色が！！びっくり！！！

つまり、顔色が悪くなる色の服を着ているときは、すっぴんだとやつれて見えちゃうんです。
でも、パーソナルカラーの服を着ていれば、すっぴんでもナチュラルな感じに見えちゃうって
訳。

今まですっぴんで近所のコンビニに出かけるときは、ラフな紺色のトレーナーなどを
着ていましたが、紺色は私にはバッドな色。
所帯やつれして見えるわけです。道理で…。

早速、すっぴんお出かけ用に、ピーチピンクのシャツでも買いに行こうと思っています。

去年の今日も日記に書きましたが、今日は“おひょい”さんこと藤村俊二さんのお誕生日。
おひょいさんのお店、南青山のワインバー『O'hyoi's』で、恒例のお誕生会がありまして
出かけてきました。

去年は、おひょいさんの古希にちなんで会費７０円だったのですが
今年はおひょいさん７１歳＋O'hyoi's９歳で、８０歳。会費８０円。
ほんと、お洒落ですよね。
お花やプレゼントを手に大勢の人が集まり、ワインと美味しいお料理を楽しみました。

おひょいさんの同級生や地元のお友達などが中心なので、年齢が上の方がほとんど。
どちらかというと人見知りな性質の私は、ずっと壁の花（？）だったのですが
そのうち息子さんの同級生という方々が声をかけて下さり、おかげで楽しい一時を過ごすことが
できました。

しかし、私、この引っ込み思案、何とかしなくてはなりませんね。
今の仕事をしていく上ではマイナスでしかありませんから…。
でも、いけないとは思いつつも、なかなか持って生まれた性質は治せないもので…はぁ。


ところで、今日、ものすごく美味しい物に出会ってしまいました。
それがタイトルの“鳥そば”。
２次会に若手で流れていった焼き鳥やさんの人気メニューです。
裏原宿にある『鳥伝』。
コの字型のカウンターのみのお店で、床が土間になっていてデコボコしているので
椅子の足が安定する位置を探りながら座らなくてはならないんです。
面白いでしょ。

そんな気取らないお店なんですが、焼き鳥がめっぽう美味いという話。
残念ながら、パーティーでもうお腹がいっぱいになっていた私は
焼き鳥は食べることが出来なかったのですが、鳥そばの小さいサイズを頂きました。

鳥のスープがとろっとろ。コラーゲンたっぷりでお肌にも良さそうです。
そして何とトマトが入っているんです！！
これがまた不思議に美味しいの。
そして大きな肉団子。
山椒（あるいは花山椒かも…）が効かせてあって、後を引くんです。

今度はぜひお腹が空いている状態で出かけたい！！
焼き鳥も思う存分、鳥そばも今度は大を食べた〜い！！

さて問題が一つ。
酔っ払って行ったので、『鳥伝』のちゃんとした場所がわからないんですよ。
ヒントは裏原だけ。
誰かご存知ですか？

先日、ピアニスト上原ひろみさんのライブがありました。
このライブを聴きに行って、感動して帰ってきたＫ氏（６１歳）の話。

Ｋ「おい、品川プリンスにボーリング場があるだろう。」
私「ああ、私時々行きますよ。１・２階あってとても広いのに、いつもいっぱいなんですよ。
人気ありますよね。」
Ｋ「そんな広かったか…？先週行ってきたんだ。上原ひろみのライブがあったんだよ。」
私「え？ボーリング場で？？？」
Ｋ「なんか工夫したんだろうな。」
私「…それは大掛りですね。なんでわざわざボーリング場で？
上原さんてボーリング場のＣＭとかしてましたっけ？」
（以前、キリンビールのＣＭに出演されていたんです）
Ｋ「いや…それはわからんけれど。」
私「ピアノは何処に置いたんですか？まさかレーンの上？」
Ｋ「いやレーンはちゃんと隠してあった。凄いよな。
イベントが出来るつくりになっているんだろうな、このステラボールって。」
私「えっ？ステラボール？！なぁ〜んだ。」

“ステラボール”ってご存知ですか？
品川プリンスホテルにあるライブホール。松任谷由実さんが命名されたんだそうです。
そう、Ｋ氏は○○ボールって名前だったので、すっかりボーリング場と思い込んでいたのです。
品川プリンスホテルには、これとは別に実際にボーリング場もあるものだから、私も途中まで
この勘違いに気づかず…。

Ｋ「いやぁ…俺、椅子の足でレーンを傷つけたらどうしよう…って気になって気になって。
ライブに集中できなくって困ったよ。」

本当に残念なんですが、この話はノンフィクションです。
確かにボーリング場には“○○ボール”って名前の所が多いけれど…ね。

※参考までに
“ボール”という言葉には、“球”の他に、“素晴しい一時”って意味もあるんですって。