1242 ニッポン放送
週間井筒書店
井筒和幸
Diary
4月 3日
2004年4月3日放送 「北海道警察の冷たい夏」  
きょうは、ハードカバーの分厚い本ですよ。
さらに物々しいタイトル…。
入念な調査のもとに書かれた、ルポルタージュですわ。

最近、北海道警では、領収書のゴマカシ事件あたりが
様々な波紋を呼んでますな。
“警察を取り締まる警察なし”とは、まさにこのこと。
この本では、そんな警察の「さらにウラ側」を、
細か〜く、入念に調べてます。

とある警察官を中心に、腐敗しきった警察を描いた
「北海道警察の冷たい夏」。
北海道の出版社から出されている本です。
実は、あの小沢遼子さんから
「面白いから、映画化してよ!」と薦められた一冊。
読み応えがありますよ。


<著者について>
曽我部司(そがべ・つかさ)
ノンフィクション作家、フォトジャーナリスト
昭和33年、北海道札幌市生まれ。
札幌東高校卒業、平成3年から取材活動を開始。
平成5年には、パプアニューギニアでフリ族を取材。
平成6〜7年には、旧ユーゴの民族紛争を取材した。
以降は、主にプラハと札幌で活動。
“プラハの春”以降における、チェコ・スロバキアの
アイスホッケー選手への取材を通じて、
東欧革命までの苦悩を描いた
「ホッケー69〜チェコと政治とスポーツと」で、
平成12年「開高健賞奨励賞」を受賞。

著者:曽我部司、刊:寿郎社


 
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