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12月24日 |
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|| 実況アナの強敵?引退 |
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清水久嗣です。
今年も有馬記念を実況します。
水曜日は栗東に、木曜日は美浦を取材しました。
今年も枠順は抽選で決まり
その決定までは悲喜こもごもの動きがありました。
注目は引退するゴールドシップでしょうか。
これまでのG1・6勝のうち
2013年の宝塚記念以来、5勝のG1を実況させてもらった
思い出深い馬です。
それと同じだけ、人気を裏切ってしまったレースも
実況しました(笑)
ただ、実況する側にとって
これほどの強敵はいませんでした。
雨馬場で各馬が外を回る中、
4角で最内をついて最後方からマクッた皐月賞に始まり
3角の坂で仕掛ける禁じ手で押し切った菊花賞
豪快に大外からまくりきった有馬記念や
スーパーロングスパートの今年の天皇賞(春)
「いつ動くのか」
実況する者にとっては、このポイントをとにかく大事にしました。
常に人気を背負うゴールドシップの白い馬体が外から進出するときは
場内の歓声がドッと沸き、レースが動くとき
大歓声と自分の実況がリンクするように
それはそれは意識していたものです。
常に先頭や、ほかの馬の状況を追いながら
双眼鏡に白い馬体を収めて行う実況は
いつもいつも、終わった後の疲れがドッときました。
個人的には皐月賞の最内ワープと
天皇賞(春)の1周目スタンド前で外に出す仕草は
上手くとらえることができたと、ホッとする一方で
個性的な動きをする馬の実況のむずかしさを
毎度毎度感じさせてくれる馬でもありました。
そんなゴールドシップのレースを実況するのも
これが最後。
ちょっとさびしいですが
無事で終わってくれることを祈る一方で
最後もびっくりさせてくれるような動きをしてくれることを
どこかで期待しています。
有馬記念。
どうなるでしょうか?
日曜競馬ニッポンは14時半からです。
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