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松本秀夫のやぎメール
2月16日
|| ノートと95度。
ここちよく酔うのも
今週までかなぁ。



ども。
38歳・身長157センチ・独身の
洗川雄司でございます。



プロ野球のキャンプも
紅白戦〜練習試合と実戦が増えてきました。

この時期になると、
小生、記録用のノート作成が始まります。

投手は誰が何イニング投げて、
野手は誰が出場して何打数何安打だったのか。

故障者や離脱者はいるのか。

新聞の細かい記事を頼りに
チマチマと手書きで残しておきます。


ノートはシーズン開幕前用1冊と
シーズン開幕後、
セ・パ両リーグ2冊ずつの合計5冊。

あらかじめ欄や罫線が入っている
いわゆる『統計ノート』と呼ばれるもの。



2月に入ってすぐ
毎年購入している
某有名文房具店へ行ったんですよ。

ところが…店頭に、ない。



嗚呼、ついに。



いつかこの日が来る、と思っていました。

そりゃそうです。
Excelはじめ表計算ソフトがある時代に
手書きの『統計ノート』って必要ないし。



どうしようか、と思いましたが
調べると、生産停止はしていなかったので
某有名オンライン通販で購入。

1日で手元に届きました。
こりゃ速い。



でもTVを含めて同業者の方を見ても、
手書きの中継資料を作っている人って
少ないんですよね。

だったら、お前も
表計算ソフトで作ればいいじゃん、
って話なんでしょうけどね。

以前、チャレンジしたことがあったんですよ。

でもねぇ…結局、数字以外の細かい情報を
チョイ足しで入れ込むのが面倒だったり、
何より入力した内容が
さっぱり頭に入ってこない。

中継やってる最中に
「ええっと、〇〇選手の情報は…」って
検索しているヒマはありませんから。

これが手書きだと、
検索する前に覚えていたりするわけで。


ということで
結局、手書き派に戻りました。



こうなると、
一日の中で資料作成の時間が必要になるので、
紅白戦など試合が増えると
酒に溺れる時間は減ってゆくのです。



なので、
そろそろシーズンオフも終わるしなぁ、と思い、
昨晩、いつものBarへ出動してみました。
(なんだかんだ理由つけて結局、呑んでる…。)



カウンターで、ひとり静かに過ごしていると、
店の電話のベルが鳴りました。

応対したバーテンくんが
受話器を置き、困惑した表情を浮かべています。

「どうした?」

「女の方がお二人、一見でいらっしゃるようなんですが、
『そちらにス〇リタスは置いてますか?』
って訊かれたんです」



ほどなくして、
若い女性が二人が現れ、
小生の右隣に座りました。

二人のうち、白い肌の可愛らしい女性が
オーダーを口にしました。



「スピ〇タスをショットで」



…Σ(゜Д゜)!



『スピ〇タス』はポーランドのウォッカ。

そのアルコール度数は世界最高の
『95度』!!!!!



それをジュースなどで割ることもなく、
ストレートで、だと!!

そんなこちらの驚嘆など余所に
その娘はスイスイ、
ショットで3杯も呑み干しました。

もう一人の黒髪の娘も、
こちらはこちらで
メキシコのテキーラ『ク〇ルボ(40度)』を
ショットでグイグイ…。



ス〇リタスちゃんが振り向きざまに
云いました。


「一緒にどうですか?」



い…いやァァァァァァァァァ(/ロ゜)/



恐怖のうちに
まもなく酒に溺れる季節が終わります…。
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