上柳昌彦 ラジオの人

上柳昌彦
(うえやなぎ・まさひこ)
誕生日:1957年8月1日
星座:しし座
血液型:B型
出身地:大阪府
趣味:スポーツジム通い

以前のブログ記事はこちら

2018年4月8日

怒りの沸点問題
駅の改札口などで駅員に怒鳴り散らしている中高年の男性を見かけます。
中には駅員のネクタイをつかんで引き寄せて、暴力をふるうとんでもない人もいるようです。

その対策として引っ張ると簡単に外れるネクタイの着用が進んでいるという記事も見かけました。

怒りの感情を温度に例えると、怒鳴り散らしているおじさんの「怒りの沸点」が低くなっていて、ちょっとしたことで感情が爆発してしまうのだと思います。

思い通りにならず日頃のイライラが募り、そこに酒の酔いも伴えば感情の蓋がパカッと開いてそこから「怒」のマグマがあふれ出すということです。

私にも「あれ?オレ、怒りの沸点が低くないか」と思う事が多々あります。

夜中に出社しているために毎日タクシーを利用していて、車内では顔や舌の筋肉の運動をしながら(口を大きく開いて顔を動かす等)スマホでネットのニュースをチェックしています。

車載カメラで見直したら、相当に間の抜けた映像だと思います。

ペニンシュラホテルが見えてくると日比谷の交差点です。これを渡って一本目を左折して丸の内仲通りに入り、すぐの通りを左折するとニッポン放送の裏玄関に着きます。

東京駅へと続く丸の内中通りは深夜は共同溝の工事をしていて、入り口に立った警備の方が「工事中です!入れません!」と指示をしますが「ニッポン放送へ行きます!」とドライバーさんが言うとスッと中に入れてくれるのですが、先日、どうしても中に入れてくれず、ドライバーさんも初めてだったようでまっすぐ銀座方面へ走り出そうとしました。

スマホに見入っていた私はやっとそれに気づき、左折させてくれと左指で指差し何やってんだよまったくというニュアンスで「ニッポン放送!」と言ったとたん、当然閉まっている車の窓ガラスに指を激しくぶつけ突き指をしました。

私の怒りの沸点は低くなっているのでしょうか。

またちょっと急いでいるときにスーパーのレジに並んだ時の話ですが、前の人の買い物はカゴに一杯で「あっ、しまった」と思いましたがまぁ仕方がありません。

お金を払う段になってこの人が小銭を探しながらゆっくり一枚一枚置いていく姿を見ながら「うーん、急いでいるんだけどなぁ」と心の中で思いつつ順番を待ちました。

私の番になり「ピッ!」「ピッ!」と清算が済み支払う際に、自分の感覚よりちょっと高いような気がすると思い、列を一歩進んでからレシートを見ると買っていないカップ麺2個の値段が印字されていました。

戻って買ってませんと言おうとしましたが、すでに次の人の清算が始まっていたので仕方なく列の後ろに回ろうとしたら、ギョッとするほど列が長くなっています。

ジリジリしながら待ってやっと順番がきました。「これ買ってないんですけど」と言うと「あっ!サービスカウンターで返します」と言われ離れたカウンターに連れていかれ、レジ係りの人はレジに戻ります。

サービスカウンターでは、これがまた結構時間をかけて返金作業をして最後はサインまでさせられました。

その時アッと思う事がありました。レジで前の人が小銭を1枚、2枚と出している時に、そのカゴをレジ係りの人がちょっと動かすたびに「ピッ!」「ピッ!」と値段を読み込むセンサーが作動していたような気がしたのです。

その分が私の買い物に加算されたのだと思うのですが、サービスカウンターの人は「すいません、すいますん」と言うばかりですし、レジの人はすでに他のお客さんの対応をしています。

このことを確認したかったのですが、この疑問を誰かにぶつけたいけどもう時間がないんだ!と相当に憤然たる気持ちで店を後にすることになりました。

急いで乗り込んだ電車は、線路に立ち入った人がいるとか何とかで一向に動いてくれません。

この負の連鎖をどこかで断ち切りたい!と思いつつイライラはどんどん募っていったのでした。

やはり私の「怒りの沸点」は低くなっているのでしょうか。

こんなことが積もりに積もって、結局意外とどうでもいいことで感情の蓋が外れたりしないように気を付けなければと、心した次第であります。