スイム(遠泳)、バイク(自転車)、ラン(マラソン)
3つの種目を休みなく行い、総合タイムを競う「トライアスロン」
超人スポーツとも呼ばれています!

そんなトライアスロンの国際大会「2018 ITU世界トライアスロンシリーズ横浜大会」が、先週末5月12日・13日の二日間にわたって開催されました。
初日12日はオリンピック・パラリンピックメダリストをはじめとするトップアスリートが出場する「エリートの部」、13日は約1640人の一般参加選手が出場する「エイジグループの部」が行われました。

私は2日目の13日のエイジパラトライアスロンを朝から始発に乗って観に行ってきました!
初のパラトライアスロン観戦です♪

コースは部門ごとに違いましたが、山下公園周辺になっていて、
スイムでは氷川丸の前まで泳いで折り返し、赤レンガ倉庫前や象の鼻パーク、大さん橋ふ頭を通過したりと、横浜の町並みを満喫できるようになっています。
(選手いわく、なかなか景色を楽しむ余裕はないとか。。)
山下公園はもうバラが咲いていて、とても綺麗でした!

早朝の横浜港の様子です

パラトライアスロンは健常のトライアスロンとほとんどルールは一緒で、競争距離は様々です。(今回はトライアスロンの距離51.5Kmの約半分の25.75Kmでした)
違う点は、障害によるクラス分けがあって、その障害の程度によっては用具の使用やハンドラーと呼ばれる支援者(手助けする人)がいることです。

障害のクラス分けは、大きく分けるとシッティング、スタンディング、ブラインド(視覚障害)の3つがあります。
スタンディングはさらに障害の程度で細かく分けられていて、スタンディングの部の中でさらに3つクラスがあります。

トライアスロンは、タイムの短縮のために「トランジション」が重要になってきます。
「トランジション」というのは、スイム→バイク→ランの種目を変える時間のことを指していて、ウェットスーツを脱ぎながらバイクエリアに向って走っている選手の姿が分かりやすい例かと思います。

バイクのトランジションエリア

パラトライアスロンでも「トランジション」はかなり重要で、障害の程度によってはスイムからバイクに移行する時にハンドラーが抱えて選手の車椅子まで運んだりすることがあります。

こんな感じで、F1のピットインのような様子です。

私の中で印象的だったのは、ブラインド(視覚障害)の選手です。
ブラインドの選手は「ガイド」と呼ばれる伴走者1人が、レース全体を通して伴走します。
スイムとランのパートでは、ガイドロープと呼ばれるロープで視覚障害の選手と伴走者を繋いで競技し、
バイクパートでは、2人乗りのバイク「タンデム自転車」に乗ります。

バイクパートの時は、沿道に立って応援していると風を感じるくらい物凄いスピードが出ているんですね。
そんな時「100m先Uターンです」「減速します」など、先頭に座っているガイドが後ろの選手に声掛けをします。
そしてUターン後、減速からの加速「せーの!」の合図で勢いよく漕ぎ出すタイミングがぴったり!!
まさに阿吽の呼吸でした。

沿道には地元の人をはじめ、沢山の応援団が集まってエールを送っていました。
午前中一番最初にエイジパラトライアスロンが行われ、続いてエイジグループの部がスタート!
一般参加者も楽しめる大会って良いですよね♪




素晴らしい筋肉たちだったなぁ・・・・^^
「パラトライアスロン」
その超人ぷりを目撃しました!

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