2013年3月

  • 2013年03月31日

    東北の旅 その7~まとめ~

    長くなってしまいましたが、

    ここまで3月頭に東北に行ったときのことを

    まとめさせていただきました。

     

    東北の旅 その1~大船渡~
    東北の旅 その2~陸前高田~

    東北の旅 その3~大槌~

    東北の旅 その4~続・大槌~
    東北の旅 その5~石巻~

    東北の旅 その6~小渕浜~

     

    これからボランティアに行く方の参考になれば嬉しいですし、

    行けない方にも、知るキッカケにしていただければ幸いです。

     

    今回はたくさんの街で、前向きにがんばる方にお会いし、

    活気、そして東北魂を感じました。

     

    何度行ってもわからないことは多く、

    東北を語る立場にはないかもしれませんが、

    これからも、心はいつも、被災地にありたいと思っています。

     

  • 2013年03月31日

    東北の旅 その6~小渕浜~

    ■5~7日目:小渕浜

     

    4日目の夜、石巻駅から車で1時間、

    石巻市・牡鹿半島(おじかはんとう)の

    小渕浜(こぶちはま)へ。

     

    東日本大震災の震源地が近い場所で、

    震災当時は島ごと孤立してしまい、

    駐車場に大きく「HELP」と書いて助けを求めたことは

    ご存知の方も多いと思います。

     

    その小渕浜で、

    去年私が岩手に行った時お世話になった方が、

    ワカメ漁を手伝っていて、

    私も手伝わせていただきました。

     

    お邪魔したのは「丸王丸水産」。

    女性の仕事はワカメを切る作業でした。

    785wakame.JPG

    地元のお母さんたちと、

    長期で手伝っている若い子たちに教えてもらいながら、

    塩蔵(塩漬け)したワカメを製品化するために、

    ワカメの茎の部分と、先端の枯れた所を切っていきました。

     

    山盛りのワカメ。

    784wakame.JPG

    いくら切っても減らない気がしましたが、

    みんなでやると順調に進みました。

     

    立ち仕事で、腰が痛くなってしまったのですが、

    おばあちゃんたちはピンピンされてました。

    私よりずっとお元気!

     

    東北放送のラジオを聞きながら作業して、2時間ごとに休憩。

    楽しくお手伝いさせてもらいました。

    786watashi.JPG

    男性陣は、普段はワカメをとる作業。

    私がいた時は風が強かったので船は出ず、

    ワカメの絡まりをとったり、製品化の作業をしていました。

    休日はなく、漁は遅くても朝5時頃から出る、大変な仕事です。

     

    「丸王丸水産」の漁師さんは、震災前は魚をとっていましたが、

    子供を置いて出るのが心配なのと、

    ワカメは比較的早く仕事になるということで、

    去年ワカメの養殖をはじめられました。

    4月中旬頃までとって、片付けが5月頭まで。

     

    カキの養殖もやっていて、

    焼いたカキをお腹いっぱいいただいてしまいました。
    787kaki.JPG

    同じようにワカメ漁をはじめた方は多く、

    買い取り先が見つからなかったり、 

    ワカメを切る作業が追いつかず、置く場所もなかったり、

    様々問題はあるようですが、

    漁師さんはずっと笑顔で、大きな笑い声をあげて、

    誰よりも楽しそうにしている、本当に素敵な方でした。

     

    その人柄に惹かれて、たくさんの方が集まるんだと思います。

    みんながいるから、漁師さんもがんばれる。

    小渕浜の人たちは、助け合って、支え合っています。

    夜は漁師さんの誕生日会が開かれ、

    20人くらい集まって、どんちゃん騒ぎ。

    私も飲みすぎちゃいました(笑)。


    少ししかいられなかった私のことも受け入れてくれて、

    みんなタメ口で話して、ちゃんづけで呼び合って。

    自分のことは「おいさ」、

    うなずく時は「んだっちゃな~」と地元の言葉でしゃべって。


    活気があって、みんな優しくて、明るくて、

    ヤル気に溢れている、そんな浜でした。

  • 2013年03月31日

    東北の旅 その5~石巻~

    東北に行ったときのことをまとめています。

     

    ■4日目:石巻

     

    3日目の夜に、仙台に移動し、

    4日目朝、仙台駅からバスで1時間、

    石巻駅に着きました。

    756ishinomaki.JPG

    まず、『情報発見ココだけ』で、電話取材をさせていただいた

    「石巻工房」へ。(その時のブログはコチラ

    758douro.JPG

    「石巻工房」は、震災後にできた工房で、

    ベンチや机など、手作り・かつオシャレな製品を作るとともに、

    ものづくりのワークショップも開いています。

    759koubou.JPG
    扉を開けると、木材がいっぱい!木のいい香り。

    職人さんがもくもくと作業されていました。

    760koubounai.JPG

    そして、お電話でご出演いただいた、

    石巻工房の工房長・千葉さんに会うことができました!

    783tiba.JPG

    お電話での話し方がとっても力強くて、

    素敵な方なんだろうなと思っていたら、

    想像以上に素敵な方でした!

    お会いできて感激。

     

    工房の近くにある「ヤフー復興ベース」

    (震災後にできたヤフーの石巻支店)には、

    工房の製品のウッドデッキ。

    781yahoo.JPG

    中にはソファも。

    782sofa.JPG全部手作りでオシャレ。

    見ているだけで楽しくなりました。

     

    千葉さんは震災前は寿司職人でした。

    お寿司屋さんは川の河口が近く、

    一階全部浸水してしまい、お店を閉じていましたが、

    お父さんがもう一度お店を開くことを決意されたそうです。

    766sushi.JPG

    ドアや看板、カウンターは残っていましたが、

    壁はかびてしまい、取り除かれました。

    764sushi.JPG

    床もいくら掃除しても、白い砂のようなものが残ってしまい、

    取り替えなければいけないそうです。

    768yuka.JPG

    こんなところにも津波の爪痕が...。

     

    お店は政府の助成金を使うそうですが、

    申請には、大量の書類に目を通して、

    大量に資料を集めなければならない、

    でも発表から締め切りまで2週間しかない、

    というとんでもない状況でした。しかも現状復帰に限るそう。

    もう少し、被災者の方に優しくなれないのでしょうか...。

     

    駅前の商店街は、更地になった土地と、

    解体中の建物がたくさんありました。

    「公費解体」といって、壊すのは無料でできるそうです。

    767sarati.JPG

    直したいけれど耐震性に問題があって

    解体せざるを得ない建物と、

    まだ使えるのに、無料だから利用する方もいて、

    街中から解体工事の音がしました。

     

    川の河口付近は地盤沈下が激しく、

    立ち入り禁止になっていたり、

    769kawa.JPG

    壊れたガードレールがそのまま残っていました。

    770ga-do.JPG


    そんな中、「木の屋 石巻水産」は元気に営業中!

    773kino.JPG

    『情報発見ココだけ』で、

    ゲストの"缶詰め博士"黒川勇人さんに

    教えていただいた缶詰めのお店です。

    (偶然「石巻工房」と同じ放送日でした)

     

    サバ缶をゲット!

    774kinoya.JPG

    そして、沿岸部の新工場へ。

    大きくてピカピカの工場ができて、稼動していました!

    778sinkoujou.JPG

    盛り土もされている立派な工場です。

     

    近くに、魚市場が復活していて、

    他にも新しい工場ができていました。

    人の力ってすごい。 

     

    ただ、向かいには、一階がなくなった木の屋が

    そのまま残っていました。

    776kinoya.JPG

    瓦礫の山も...。

    779gareki.JPG

    市場から丘までは、一面更地で、

    どこが何だったのか全くわからなくない程でした。

    780engan.JPG

    石巻はあまりに被害を受けた範囲が広く、

    本当の復興まではまだまだ時間がかかると思いますが、

    石巻工房も木の屋も、どんどん前に進んでいて、

    皆さんとても忙しく、愛と活気がありました。 

     

    微力ながら、これからも応援させていただきたいと思います。

  • 2013年03月31日

    東北の旅 その4~続・大槌~

    今月はじめに東北に行ったときのことをまとめています。

     

    ■3日目午後:大槌町赤浜


    「まごころ農園」の後は、

    長期ボランティアの方が大槌の町内を案内してくれました。

     

    私は一年ぶりの大槌でしたし、

    短期ボランティアは初めて岩手に来た学生が多く、

    何が起きて、今どうなっているのかを

    自分の目で見て知ってもらおう、という取組みです。

     

    まず、仮設の学校へ。

    4つの小学校と1つの中学校が

    同じ敷地に建てられていました。

    738syougaku.JPG

     

    そして、仮設の商店街へ。

    743yakitori.JPG

    『がんばれ臼澤みさき』と大きく書かれた横断幕があり

    街をあげて応援している様子がわかりました。

     

    お昼はやきとり定食。

    744teisyoku.JPG

    ぷりっぷりの鶏肉!美味でした。

    お店のお母さんたちは笑顔であふれていました。

     

    そして、「岡本酒店」へ。

    一年ぶりに岡本さんに会えました!

    745okamoto.JPG

    去年、ボランティアでお邪魔した時、

    お店を手伝わせていただいて、

    それ以来お手紙でやりとりさせていただいています。

     

    岡本さんの元々の酒店は

    津波で流されてしまいましたが、

    いち早く、元あった場所に仮設店舗を作って、

    再開店されました。

     

    ただ、岡本酒店の周りは一年前と変わっていませんでした...。

    748ootsu.JPG

    来月4月から、やっとコンクリートを取り除いて

    盛り土をするようです。

    746ootsuti.JPG 

    しかし...大船渡でもあった問題ですが、

    盛り土をするために、

    仮設店舗を解体しなければならないそうなんです。

    その間お店をやる場所はありませんし、

    盛り土をした後に新しくお店を建てる費用を用意するのも難しく、

    行政と交渉中だとおっしゃっていました。

    なんとかうまくいってほしい...

    願うことしかできず、歯がゆいばかりです。。。

     

     

    そして、大槌駅のあった所へ。

    749eki.JPG

    電車の再開のメドはたっておらず、

    代替バスが出ていました。

    まず電車を通してほしい、という意見もありますが、

    これから住む人がいるかどうかわからない場所で

    再開できない、という運営側の考えもあるようです。

     

    そんな中ポツンと、町役場が再建されていました。

    750yakuba.JPG

    復興のきざしと見る方と、

    なぜ学校よりも先に役場を作るのかという

    厳しい意見もあるそうです。

     

     

    その後、大槌町の隣、釜石市の「防災センター」へ。

    4月に取り壊される予定で、

    3月までは中に入ることができました。

    751hinan.JPG

    2年前から、ほとんど手付かずで残っていて、

    怖いくらいに津波の力がわかりました...。

     

    ↓の写真は、2階の天井と壁。

    天井のすぐ下にうっすら線が入っています。

    752kabe.JPG

    この線は、津波の跡です。

    2階の天井すれすれまで、津波が来た、ということ。

     

    本来は避難所ではなかったはずなのに、

    「避難室」という記載もあったため、

    ここに来てしまった方がたくさんいて、

    たくさんの方がお亡くなりになったそうです。

    753hinan.JPG

    なぜ避難所になってしまったのか、

    今、その責任が問われています。

     

    外に出たら、雨が止んで、虹が出ていました。

    755niji.JPG自然の恐ろしさと美しさが混在していました。

     

    ボランティアの学生の子たちも、

    何かを感じているようでした。

     

     

    「遠野まごころネット」で、今回は3日間お世話になりました。

    岩手に移住して活動し続けている

    長期ボランティアの方がいらっしゃり、

    初めて行っても、何か手伝わせてもらえますし、

    被災地の今を教えてくださいます。

    一人で行っても、何の不安もありませんでした。

     

    行きたいけれど不安、という方には

    「遠野まごころネット」をおすすめします。

    寄付金の受付もしているので、HP(コチラ)をご覧ください。

  • 2013年03月27日

    東北の旅 その3~大槌~

    今月はじめに東北に行ったときのことをまとめています。

     

    ■3日目:大槌

     

    今度は大槌(おおつち)へ。

    「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったといわれている
    「蓬莱島」のある町ですね。

    震災当時は、津波の被害とともに、

    火災の被害が大きかったところです。

     

    大槌では、「遠野まごころネット」が、

    「まごころ農園」という被災者向けの家庭菜園を作っていました。

    740hateke.JPG

    ココからココまでが○○さんの土地、

    といったように、希望者に割り振っています。

     

    その「まごころ農園」で、薪割りのお手伝い。

    739maki.JPG

    また春になったら野菜を作るそうです。

    この家庭菜園を生きがいにしている方も多いようでした。

     

    農園が忙しくなるのは春から。

    今は人出が足りていないというわけではなく、

    薪割りも急ぐ作業じゃないから、と

    地元の臼澤さんが、これまでのことを色々と話してくださいました。

     

    臼澤さんは71歳。今は仮設住宅にお住まいです。

    ボランティアとして農園をずっと手伝っていらっしゃいます。

    とっても元気なおじいちゃんで、

    「せっかく来たんだから、なんでも聞いて!」と

    みんなの質問に答えてくれました。

    742usuzawa.JPG

    臼澤さんは農園の中で、「大槌復興米」を育てています。

    741kome.JPG

    復興米は、津波で流された家の跡地から、

    11年の秋に稲穂が見つかって、

    それを元に去年から育て始めたお米です。

    塩害に負けなかった元気なお米で、去年は5kgとれ、

    今年はもっと増やして、食べたり売ったりする予定だそう。

     

    臼澤さんは、お米なんて作れるんだろうかと

    はじめは不安だったそうですが、

    全国から来たたくさんのボランティアに勇気づけられて、

    復興米として実現することができ、

    とても感謝している、とおっしゃっていました。

     

    だから、ボランティアとして来てくれるだけで嬉しい、

    自分の経験は何でも話したい、と言って、

    目の前で街が津波に飲み込まれ、

    同時に火災が起きていく様子や、

    非難生活や仮設住宅の住み心地を話してくれました。


    明るく元気で前向きな、とても貴重な方。

     

    地元の方は、ボランティアで来た、

    と言うだけで喜んでくださるので、

    それだけでも来てよかったと思ったのでした。

プロフィール

五戸美樹

担当番組:
「古坂大魔王ツギコレ」
 (土18:00~)アシスタント

「上柳昌彦ごごばん!フライデー
  スペシャル」アシスタント

・「菊正宗ほろよいイブニングトーク」
 (月~金18:50頃~)アシスタント
「ライオンなるほど!からだ・快適・
  情報局」(小堺一機と渡辺美里の
  スーパー・オフショット内 
  火21:00~)

「佐藤満春・伊福部崇の大喜利オール
  ナイトニッポンモバイル」
  アシスタント



2009年ニッポン放送入社。
趣味は 野球・競馬観戦、女性アイドル鑑賞、食べ歩き、マラソン、登山。
特技はランニング、書道。
マイクの前では完全試合を目指し、
一つ一つ白星を積み重ねられるように日々奮闘中!

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