3月11日(月)からの1週間は、
自閉症のある兄を持つ、
双子の松田崇弥さんと文登さん登場。
彼らの会社「ヘラルボニー」。
障害を持った人々が描いたアート作品など企画販売。
福祉業界を変えていきたいと挑み続ける取り組みを伺いました。
「ヘラルボニー」について詳しくは、コチラ
ツイッター コチラ
福祉を起点に新たなライフスタイルを提案する「MUKU」が
現在手がけているプロジェクト
①「ON(ビジネス)」の時間を彩るネクタイ&ソックス コチラ
②「OFF(ホリデイ)」の時間を彩るTシャツ&ソックス コチラ
3月11日(月) 福祉実験ユニット「ヘラルボニー」
ヘラルボニーは福祉を起点に
新たな文化を作り出すべく、
活動している福祉実験ユニット。
「MUKU」という知的障害を持つ方が
描くアート作品の商品化や、
展示会の開催などを行うプロジェクトを運営している。
ヘラルボニーという名前は、
会社設立のきっかけにもなっている、
4歳上の自閉症の兄が、
ノートに記していた言葉に由来している。
3月12日(火) 拒絶が生んだ可能性
中学生になった時、少しずつ周りの人が
知的障害を持つ兄に対して、違和感を感じ始めた。
中には、兄をバカにするような、
辛辣な言葉を発する人も居た。
時には、自分達を周りから守るために
兄を突き放してしまうこともあったが、
いつしか当時の自分達の弱さに気づき、
逆に障害を持つ方の力になりたい、
と強く思うようになり、
知的障害を持つ方の描く、唯一無二のアートの
可能性に目をつけ、「MUKU」を立ち上げた。
3月13日(水) 人に見てもらって、初めて才能になる
傘やペン、Tシャツやネクタイなど
実用的な商品にアートを反映させている。
前職の代理店に勤めている時、
岩手県の「るんびにい美術館」で出会った
ある知的障害者のアート作品を見た時に衝撃を受け、
障害を持つ方だからこそ生み出せる
世界があると確信した。
今は、全国各地の福祉施設に足を運び、
才能のあるアーティストを見つけ、
契約を結ぶという形で商品化している。
3月14日(木) 進歩する就労支援
アートの商品化だけでなく、
就労支援施設のプロデュースも
視野に入れている。
現在計画しているのが、「ソーシャルホテル」
という物で、知的障害を持つ人が働いている
事をあえて前面に出し、
例えば、「挨拶が出来ない受付スタッフ」
など、間違える事自体をエンタメ化したホテル。
そこには、障害を持つ方と社会の交流に
繋がって欲しいという背景もある。
3月15日(金) 今後の目標
現在は、福島県にある「はじまりの美術館」との
コラボーレーションで、
CAMPFIREにてクラウドファンディングを募集中。
また、「全日本仮囲いアートプロジェクト」という
建設作業の時、命を守ってくれる
「仮囲い」に知的障害のある
アーティストの作品を落とし込んだもので、
仮囲いをミュージアム化する企画を実施している。
就労支援B型のプロデュースを目標に
今後も知的障害を持つ方と、
社会を繋ぐ事に、注力していきたい。
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