あさナビ

2019.03.01

石原和幸が語る日本の庭園の美しさ

2月25日(月)からは、

庭園デザイナーの石原和幸さん登場。

「英国チェルシーフラワーショー」とは、

そして庭園や花の魅力やこだわり、庭園で紡ぐ

まちおこしへの取組みなど、日本屈指の庭園デザイナーに迫りました。

●石原和幸デザイン研究所 ホームページは、コチラ

 

 

2月25日(月) 庭園デザイナーまでの軌跡

大学卒業後、自動車関連の企業を経て、

生け花の本流「池坊」に入門。

その後、自身の生花店を開店。

人の心を動かす、花の可能性に魅入られ、

時には、3000円の花束を長崎から福岡まで、

自ら届けるなど、採算を度外視した行動で

顧客を感動させることもあった。

花の苗を配達に行った際、同時に庭も

作って欲しいという依頼がきっかけとなり、

庭師としての仕事をスタートする事となった。

 

 

2月26日(火)英国チェルシーフラワーショー

英国チェルシーフラワーショーとは

王立園芸協会が主催する、100年以上の歴史を誇る

権威のあるガーデニング&フラワーショー

カテゴリ別にコンテストが行われ、

およそ600もの作品が出展される。

十数万円という高価なチケットながらも、

毎年約15万人の観客が来場する。

日本のガーデニングを本場で認めてもらいたい

という思いから参加を決意、

これまでに10回参加し、

そのうち5回ものベストガーデンに輝いている。

 

 

2月27日(水) 故郷の風景

自身の手がける庭には常にコンセプトがあり、

生まれ故郷である、長崎県の三原の風景を意識している。

50年ほど前、幼少期に見たすり鉢状の里山の

風景をずっと追い求めていて、いつかは再現したいと思っている。

地形の関係上、水源も豊富だったため、

石にはたくさんの苔が生えていた。

自身の作品の中心にもなっている「苔」への

こだわりも幼少期の思い出がきっかけに。

良い風景と食べ物さえあれば、

争いのない世の中になるだろう、と考えている。

 

 

2月28日(木) ガーデニングとまちおこし

日本各地で、ガーデニングを通して

復興支援やまちおこしを行なっている。

例えば広島県の庄原市では、

農家の庭先をプロデュースし、

オープンガーデン形式にすることで、

観光客が増え、今では7万人もの観光客が訪れるようになった。

いつかは日本全国のまちおこしを、

オープンガーデンで繋ぎたい、という構想がある。

また、宮城県のJR女川駅には、苔でできた

ピーターラビットを作り、今でも女川全体を

ガーデンシティにするべく、年に数回足を運んでいる。

 

 

3月1日(金) 今後の活動

植物を育てる時には、複数の鉢を

同時に育てる事をオススメしている。

一つでも芽が出たり、上手く育つと

可愛く見えてきたり、愛着が湧いてきて

さらに大切に育てようと思えるのがその理由。

また、原産地など育った環境に似せてあげる事が

上手く育てるコツ。

今の子供達には、ゲームなど楽しい遊びが多いが、

少しでも植物の良さを知ってもらいたいと考えていて、

そのために植物を利用したビジネスや事業を

増やすべく尽力していきたい。

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