あさナビ

2018.12.07

中井貴惠さん語る絵本読み聞かせの楽しさ

12月3日(月)からは、

女優でエッセイストの中井貴惠さん登場。

絵本の読み聞かせや音語り公演のこと、

さらに、先日発売になった

中井貴惠さん翻訳の絵本『ハンナとシュガー』のことなど、

たっぷりお話しを伺いました。

 

オフィシャルウェブサイト コチラ

 

中井貴惠さんが 選考委員を務める

JXTG童話賞については コチラ

 

 

 

『ハンナとシュガー』
■作/絵:ケイト・ベアビー
訳:中井貴惠
■出版社:イマジネイション・プラス

書店のほか、コチラでもお求め頂けます。

 

チケットに関しては コチラ

 

12月3日(月) 「大人と子供のための読み聞かせ会」

自分の子供を寝かしつけるために、

いろんな絵本を読み聞かせていく中で、

「つりばしゆらゆら」という作品に出会い、

絵本の素晴らしさと、可能性を感じた。

もっと多くの人に、絵本を楽しんで欲しい、

という思いから、朗読と読み聞かせ活動をスタート。

自身の大きな活動の一つ、

「大人と子供のための読み聞かせ会」は、

大型にリメイクした絵本、生の音楽、
朗読で絵本の世界を表現していて、

大人、子供問わず、多くの方々に愛されている。

 

12月4日(火) 『音語り~小津安二郎映画を聞く~』

当時子供向けにやっていた読み聞かせ会が、

大人からの支持も多く得るようになり、

大人にターゲットを絞った作品にも

チャレンジしたいと考えていた。

両親が映画監督の小津安二郎さんと

交流が深く、自身も幼少期にとても

お世話になっていたため、

新しい形で小津安二郎作品の魅力を

広めたいという思いから、2009年に

『音語り~小津安二郎映画を聞く~』シリーズをスタート。

音楽とともに、映画を朗読しているため、

映画とはまた違った魅力が秘められている。

 

 

12月5日(水) 『ハンナとシュガー』

ケイト・ベアビー原作の絵本

「ハンナとシュガー」の翻訳を担当している。

可愛いイラストと心温まるストーリーで、

少女と犬の愛情を描いた話題の作品。

翻訳は英語力だけではなく、

日本語力も大切になってくる。

ただ忠実に英語を翻訳するだけでは

全く違う作品になってしまう可能性がある。

セリフのリズムや言葉選びなど、

翻訳家の選択、一つ一つが、

作品の良し悪しを左右する事となる。

 

 

12月6日(木) 「JXTG童話賞」

とても歴史のあるJXTG童話賞の審査員を

2007年から担当している。

優秀作品は、表彰式で作品の朗読を

担当している、

今回のテーマは、「心のふれあい」

毎年、1万を超える応募の中から、

児童文学に精通する審査員達が、

厳正に審査を行っていて、

わかりやすく、人の心に残る作品が選ばれる。

 

 

12月7日(金) 今後の活動

12月9日(日)には、『小津安二郎映画を聞く「音語り|東京物語」』

早稲田大学公演、そして12月22日(土)には、

『おとな絵本の朗読会「ピアノ調律師」』の公演が控えている。

「ピアノ調律師」は調律師のおじいさんと

その孫娘を描いた絵本で、

親が子供の将来を左右するのではなく、

その子のやりたい事を、やらせてあげる事が

大切である、というメッセージが込められた作品。

今後はさらに、絵本や朗読の良さを広めるべく、

来年はオリジナル作品の絵本の読み聞かせや、

子供達から希望が多い、昔話の読み聞かせを予定している。

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