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2018.05.18

茶事の出張料理人、半澤鶴子さんが語る茶事の魅力や「おもてなし」の心

茶事の出張料理人、半澤鶴子さん登場。

現在74歳、いまなお1人で全国各地を車でめぐり、

茶事を開催している出張料理人に

茶事の魅力や「おもてなし」の心を伺いました。

 

 

5月14日(月) 茶事の出張料理人とは
一般的に想像されるような茶道とは違い、
あくまで、茶の湯、お茶を楽しむための
世界観を演出するため一連流れのことを指す。

茶事の肯定の中に、「懐石」が含まれていて、
「懐石」というのは、胃の腑を温める程度の
料理で、とてもシンプルかつ繊細なもので、

お湯が沸くまでの時間を演出するためだけのもの。

70歳を超える今でも、一人で車に道具を乗せ
全国の茶会で料理を作って回っている。

 

5月15日(火) 茶事の料理人になるまで

満州生まれ、すぐに広島へ移住、

保育士を経験した後、親戚に育たれられた

ということもあり、誰かの役に立ちたいという思いから、

料理講師へ転身。

その後、知人の縁で茶事を紹介され、

季節ごとの旬な食材を生かして、
1から10まで自分だけで作り上げる

茶事の料理に心を打たれ、猛勉強の末、
茶事の料理人になった。

 

5月16日(水) 茶事において大切なこと

仕事をするときは常に、

おもてなしの心、人の役に立ちたいという思いを

念頭に置きつつ、出会いの一つ一つが

自分にとっても鍛錬だと考えている。

茶事には様々な流派があり、

流派ごとに決まりごとがある

自分の意思を抑え、オーダーに沿った、
シンプルで素材の良さを最大限生かせる料理を

出すことだけを考える必要がある。

 

5月17日(木) 歳を重ねるとは

歳を取るのではなく、歳は重ねていくものだと考えていて、

誰しも必ず、平等に時間が経過していくわけで、

困難にぶつかった際、その歳でしか考えられない

知恵が湧いてくるものだと信じていて、

その歳にあった答えが必ず見つかる。

健康管理は特に何かしているわけではなく、

仕事柄、新鮮な食材に口にする事が多く、

どくだみのような体に良い草を、お茶にしてよく飲んでいる。

 

5月18日(金) 今後の活動

2月に出版した、「人生に愛される 幸せはお人から運ばれてくるものよ」

という本には、これまでの、お客様への感謝の気持ちや

メッセージが綴られている。

必要とされる限り、体力が続く限り、
出張料理を続けていきたい。

旅に出ることで、その土地の歴史や人々との出会いが

日々新しい発見を生むこととなる。

昨今は、茶道と茶事が二分化しているのが現状で

茶道経験者でも茶事に、精通している人はとても少ない

若い方にも茶事を理解してもらえるよう今後も精力的に活動していきたい

 

 

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